気付けば3,000冊以上?オフィスにマンガが増えた理由と良かったこと
フラー柏の葉オフィスにはマンガコーナーがあります。
年々規模が拡大し続け、2024年12月現在、なんと蔵書数は3,000冊超え。
このコーナーはどのようにして生まれ、どのようにして増えたのか。そして会社にとって果たして良いことなのか。
事情を詳しく知る古株の社員に聞いてみました。
答えてくれた人:
マンガ部所属 伊藤 弘樹(執行役員CISO兼人事室長)
マンガコーナーの成り立ち
——マンガコーナーはどうやってできたんですか?
伊藤:
フラーがまだアパートの一室をオフィスにしていた時代から、本棚にはマンガがありました。なので、本当に初期の頃から自然とあったと言えますね。
それから現在の柏の葉本社に移ってきて、畳の区画を作った時にマンガ専用の棚を置いて以降、ずっとマンガコーナーとして確保され続けたままです。
その後に引越しなどもあったのですが、維持されましたね。
フラーにマンガが3,000冊もある理由
——5年前に調べたときには1,200冊、現在では3,000冊を超えています。なぜこんなに増えたのでしょうか?
5年前のマンガコーナーの様子はこちら
伊藤:
今3,000冊もあるって聞いてびっくりした……。3,000? 3,000冊? そんなにあるの? (マンガコーナーの棚を見て)……ああ、でも、まあ、そうかあるか……。
個人的にはほとんど毎日オフライン出社しているので、マンガが増えていっていることに気づかないんですよね……。
マンガコーナーラインナップ ※2024年12月現在
伊藤:
増える理由はシンプルに、有志の社員がどんどん趣味でみんなに読んでほしいマンガを置いていっているからです。社内にはマンガ部もあるくらいには好きなメンバーが多くいて、みんなで書店へ買い出しに行ったこともあったみたいです。
自分が持ち込んだものだと、最近では『推しの子』や『葬送のフリーレン』、かなり前には『頭文字D』や『探偵学園Q』も本棚へ入れました。
一部の本を新潟オフィスに移したり自宅へ持ち帰ったりで減ることもあるのですが、新しいマンガが置かれていくペースの方が早いので、ずっと増加傾向にあります。……そろそろ棚が満杯だからどうしようかな。
マンガコーナーの使われ方
——実際、マンガコーナーはどんな風に利用されているんですか?
伊藤:
昼休みなどの休憩中によく使われていますね。フラーはフレックスタイム制を採用しているので、自分も15時休憩などでリフレッシュのためにマンガを読んだりします。各々が各々のタイミングで好きに利用しているイメージです。連休の時などに家へ持ち帰って読む人もいますね。
個人的には、自分で買って読むのはかなりのメジャーどころだけなので、知らないタイトルとの出会いを会社のマンガコーナーに求めています。自分の趣味ではない作品がたくさんあるのでありがたいです。
マンガコーナーがあって良かったこと
——マンガコーナーがあることで、会社にとって良いことは……?
伊藤:
社会人生活や仕事をテーマにしたマンガだと特に、それをきっかけにしたコミュニケーションが生まれますね。これあるあるだよね、みたいな。
実は採用活動の際に最終候補者の方にフラーの雰囲気や文化としてマンガコーナーをご紹介していて、フラーの親しみやすい雰囲気をパッとわかってもらう一助になっていると思います。
あとはやっぱり、マンガから教訓を得られるということかな。自分は『医龍』が好きで、この作品から学んだことは多いです。これも元々フラーのマンガコーナーにあったもので、おすすめのタイトル……なんですが、今は柏の葉の本棚になくなってしまっているのが残念。
このように、ものすごく目立つわけではないけれど、地味にいろいろなところでポジティブな影響があります。会社の文化を形作る要素として、今くらいの塩梅で活用されているのがちょうど良いかなと感じます。
——おすすめとして『医龍』の話が出ましたが、他におすすめのマンガがあれば教えてください
伊藤:
オフィスにある中では『キングダム』や『宇宙兄弟』ですね。『進撃の巨人』や『スラムダンク』、『カイジ』シリーズも殿堂入り。あとは『神の雫』も。これを読んでワインに興味を持ちました。
『東京トイボックス』もおすすめ。短めにまとまっているものだと『彼方のアストラ』ですかね。
会社で読んでハマったものは、自分でもKindle版で買っています。
ちなみに「意外にこれないんだ」のシリーズを言うと、『名探偵コナン』が挙げられます。読みたいんですけどね、誰か持ってきてくれないかな〜。
フラー社員おすすめマンガコーナー
せっかくなので、他のメンバーにもおすすめマンガを聞いてみました。
からくりサーカス
推薦者:
フロントエンドエンジニア Kさん
内容紹介とおすすめの理由:
緻密な伏線の衝撃と王道少年漫画の熱さを一緒に楽しめる作品です。
ネット上でも名作だと語り継がれる作品ですが、絵柄にややクセがあり、敬遠していた人もいるかもしれません。3巻で大きな山場を迎えるので、そこまで読んでもらえたらグッと引き込まれるはずです。
作者の藤田和日郎は「金色のガッシュ」の雷句誠、「烈火の炎」の安西信行など、サンデーを代表する漫画家たちの師匠としても有名なので、それらの漫画が好きな人はエッセンスを感じてもらえるかもしれません。
好きなキャラ:
阿紫花英良、コロンビーヌ
光が死んだ夏
推薦者:
総務 Tさん
タイトル:
光が死んだ夏
内容紹介とおすすめの理由:
作者が描く独特のホラー感と物語の続きが気になる作品です。
主人公ヒカルが一体何者になったのか、ヒカルが住む集落の謎などサスペンス要素も盛りだくさんです。
まだ完結してないのと2025年夏にアニメ化するので読むなら今です!
好きなキャラ:
タナカ
明日クビになりそう
推薦者:
経営企画 Jさん
内容紹介とおすすめの理由:
ダメサラリーマンを描いたギャグ漫画です。こんな人いないだろと思いつつも、絶妙にあるあるも感じ、不思議と感情移入する作品です。私はビジネスパーソンとしての在り方はこの漫画から学びました(半分嘘)。
このタイトルの書籍をオススメされるって複雑な気持ちだろうなと思いながら、会社のみんなにもオススメしています。
好きなキャラ:
別所さん
メダリスト
推薦者:
Androidエンジニア Mさん
内容紹介とおすすめの理由:
この漫画は、小学生の女の子、いのりと、そのコーチである司が、フィギュアスケートの金メダリストを目指すお話です。
この物語には、たくさんの挫折がでてきます。
いのりちゃんは不器用で学校生活に馴染めず、自分のことが好きではありません。でもスケートに対する執念だけは誰にも負けません。
司も、アイスショーの面接を受けるも不採用が続く毎日です。
その2人が出会って、世界で一番を、金メダリストを目指していきます。
多くの人がフィギュアスケートに抱く華やかな印象とは裏腹に、多くの挫折と執念を描き、そのドラマが更に氷の上に立つ選手たちを輝かせる。メダリストはそんな漫画です。
とここまで書くととても真面目な漫画のようですが、中身は顔芸がすごくて笑いながら読めます。
あと闇の羽生結弦みたいなキャラもでてきます。
笑いも涙もあるメダリスト、おすすめです。
好きなキャラ:
司
左ききのエレン
推薦者:
デザイナー Rさん
内容紹介とおすすめの理由:
大手広告代理店に勤める新人デザイナーが奮闘する作品です。
デザインでお金をもらう大変さと、広告業界で働く人の生き様を学べます。
「天才になれなかった全ての人へ」というコピーがグッときます。
好きなキャラ:
朝倉光一
灼熱カバディ
推薦者:
サーバーサイドエンジニア Yさん
内容紹介とおすすめの理由:
かつてサッカープレイヤーだった主人公が高校でカバディ日本一を目指す王道のスポーツマンガです。
様々な体格の選手が活躍し、常に状況が変化し続けるカバディという競技の面白さが描かれ、カバディの知識が0の私も読んでいるうちにカバディの試合を見るようになりました。
カバディがマイナースポーツであることや、才能の差、身体的特徴といった悩みを各選手が抱えながらも、大会に向かっていく姿が非常に魅力的なので是非ご一読ください。
好きなキャラ:
八代一馬
税金で買った本
推薦者:
広報 Nさん
内容紹介とおすすめの理由:
調べ物のため久しぶりに図書館へ行ってみたところ『10年前に借りたけど失くしまって返せなかった本』があることが発覚し、それを見つけるか弁償するかしないと新しく本を借りられないと言われ、イライラMAXのヤンキー石平くん。
どうでも良いと思いつつも「知りたいと感じたことははっきりさせないと気が済まない」という性質からなんやかんやで本を返却。そしてついでに、なんだか図書館の仕事についても気になり始めたので、そのままそこでバイトを始めて——という、図書館お仕事コメディ。
本にまつわるたいへんリアルで世知辛い利用者とのトラブルを軸に、そういえばよく知らない『図書館の内側』を覗ける一作です。
すっかり電子書籍が浸透したこの時代ですが、久しぶりに足を運んでみようかなと思わせてくれます。実際この前行ってみましたが、やっぱり素敵スペースですね、図書館。
好きなキャラ:
朝野さん
マンガを誰より持ち込んだ社員にも聞いてみた
最後に、最も多くのマンガ本を持ち込んでいるメンバーから寄せられた、おすすめリストを掲載します。気になるマンガがありましたら、ぜひご覧ください!
推薦者:
取締役 Tさん
☆はたくさんあるし好みによるので、お気に入りはみなさんで見つけてみてください。
お知らせ
以上、マンガコーナーのご紹介を通して、フラーの雰囲気を感じていただけましたでしょうか?
フラーについてもっと知りたいという方は、ぜひコーポレートサイトもご覧ください。
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