アプリに強いフラーのエンジニアインターンシップで感じたこと
スマホアプリ制作を中心に事業に取り組むフラーでは、定期的にエンジニア短期インターンシップを実施しています。
その中で取り組むのは、フラーが手掛ける『長岡花火公式アプリ』のクローンを作ること。GitHubを使用した実践的な開発フローを体験するなど開発に関わることはもちろん、デザインとエンジニアリングの関係やアプリに込められた思いを知るなど、インターンシップを通してフラーのものづくりの姿勢や実際の開発の環境を感じてもらえたらと考えています。
今回のデジタルノートでは過去のインターンシップに参加した仲本さんに話を聞きました。
フラーのインターンシップやフラーの取り組みに興味がある方の参考になったらうれしいです。
開発もデザインも、もっと知りたくて
ーー仲本さんはどうしてフラーのインターンに参加しようと思ったんですか?
仲本:最初のきっかけは学校からのメールです。そこにインターンについての案内が載っていて、フラーはアプリ開発とデザインのどちらも力を入れている会社だと書かれていたので興味を持ちました。
自分はAndroidの開発をしていたので募集要項にJetpack Composeを使うと書かれていて触ってみたかったのと、そのときちょうどデザインの勉強を始めたかったので、そのどちらもを学ぶ機会になると思えたところに惹かれました。
ーー開発とデザインに興味があったんですね。
仲本:はい。高専に入ったのもプログラミングに興味があったからです。1年生でC言語などの基本的なことは勉強してきましたが、実際の開発となると違うのかなと思ったことがあって「自分が学んでいることがどこまでできるのか試してみよう」と2年生と3年生のときにパソコン甲子園という大会に出場することにしました。大会はAndroidアプリの企画を練ってそれを実際に本戦で開発して競うのですが、出場した2回ともデザイン部分で酷評されたのでデザインについてもっと知りたいとも思っていました。
ーーそうなんですね。ちなみに、インターン応募時から就職は意識されていたんでしょうか?
仲本:うーん……実はそこまで強く意識はしていませんでした。
もちろん高専で学んだ技術で働くのが一番良さそうだとは感じていて、その大会を通して身につけたAndroid開発を続けたい思いはありましたが、インターンシップへの参加についてはアプリ開発とデザインへの興味という動機が大きかったです。
実際にリリースされているアプリだからわかること
ーーインターンシップに参加してみて、率直にどうでしたか?
仲本:実際にリリースされているアプリと同じものを作っていくのは、とても楽しかったです。
Jetpack Composeをしっかり触るのは初めてで、今までやっていたデザインの設定とは全然違っていました。基礎的な部分も慣れてなくて難しかったですけど、新しい技術に触れるのは楽しかったです。
ーー難しかった部分はメンターに質問していたんですか?
仲本:よく相談に乗ってもらいました。気軽にメンターの方に声をかけられる雰囲気だったし、困っていたら逆に声をかけてもらえて、安心して開発に取り組めてありがたかったです。
ーーインターンシップで印象に残っていることはありますか?
仲本:開発に関しては、ブランチの切り方ですね。大会でも一応チーム開発のようなことはやったんですけど、自分の作業は自分の名前のブランチを作って、ずっとそれを作業して、という進め方をしていました。インターンではしっかり細かく分けて開発したので、実際働くときはこうして切っていくんだなと学びました。
個人的に一番印象に残っているのはボタンのデザイン実装です。今まではデフォルトのボタンのウィジェットをそのまま当てて色を変えることがほとんどだったのですが、作り込まれたデザインを実装するのはとてもやりがいを感じました。
ーーデザインについては、デザイナーでもある社長の講義もありました。こちらはいかがでしたか?
仲本:自分はデザインについても学びたいと思っていたので、スライドを基に実際にデザインされる方から座学で教えてもらえたことはとてもよかったです。フラーのインターンシップだから学べたことだと思っています。
ーーエンジニアとデザイナーの距離が近いフラーらしさが見えた場面かもしれませんね。
仲本:フラーらしさで言えば、クライアントである長岡花火財団の方の話も聞けたこともよかったです。
花火大会では人が集まるからネットワーク環境が悪くなるのを考慮したり、年々機能が追加されたり、考えてみれば当たり前なのですがアプリを使うユーザー視点に向き合って開発することの大切さに気付かされました。実際にユーザーに使ってもらっているアプリだったからこそ、それを強く実感しましたね。
ーーインターンシップで学んだ一番のことを教えてください。
仲本:一番は、基本的なウィジェットの作り方や宣言の仕方などのいろいろな開発の基礎です。
インターンシップ後に参加した5年生での高専プロコンの大会では、インターンで学んだJetpack Composeで開発を進めたので前よりも見栄えがいいものを作れたと思っています。賞をいただくことはできなかったのですが、後輩がJetpack Composeに興味を持ってくれたのはうれしかったことです。
ーー仲本さんの学びが後輩にも伝わっているのは、フラーとしてもうれしいです。インターンを通してフラーに抱いた印象はありますか?
仲本:改めてアプリに強い、ということです。アプリを開発するだけじゃなくてクライアントの方々と一緒に考えたり、ニーズにしっかり応えていたり、デザインについても強みがあると、インターンだったり就活でお話ししたりする中で感じています。
一方で社員の人や空気が緩やかで柔軟な印象もあるので、いい雰囲気の中でお仕事できそうだとも思っています。
ーー仲本さんはインターンシップの後、就活を経て今は内定者としてアルバイトをしていますが、インターンシップのときと今でフラーの印象が変わりましたか?
仲本:正直全然変わらないですね。アプリづくりへのこだわりも雰囲気も、インターンシップで感じたものと同じです。
一緒に参加したインターン生も技術に強い人が多くて、そういう人が集まるんだなと思っています。
ーー仲本さん、ありがとうございました! 仲本さんが参加した2022年のインターンシップの様子は下記で詳しくレポートしています。ぜひこちらも読んでみてください。
お知らせ
一昨年、昨年に引き続き、2024年夏もエンジニア向け短期インターンシップの開催が決定しました!
今回はAndriod/iOSに加えてサーバーサイドエンジニアのインターンシップも行います。
実際に使われているアプリが題材なので、実践的なアプリ開発やアプリ制作について広く体験ができる内容です。日程など、詳しくは下記より募集要項をご覧ください。
過去のフラーのインターンシップについては「#フラーのインターン」でまとめています。こちらも合わせてご覧ください。