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2023年版:Twitterのツイート、いいね・RTがつきやすいベストな時間は?アプリユーザーが多い最適な投稿時間帯をデータから分析

「Twitterが一番よく使われる時間帯は?」と疑問に思ったことはありませんか?

 App Ape Lab編集部はこのほど、フラーが手がけるアプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータをもとに、SNSアプリ「Twitter(ツイッター)」のユーザー利用の動向や「いいね」や「リツイート(RT)」をはじめとする各種のエンゲージメントが高まりやすい時間帯を探りました。

情報収集や発信、顧客との接点創出、マーケティング、コミュニティー形成、UGCの創出、マネタイズなど実にさまざまな観点から活用が進むTwitterで、アプリのユーザーはどのような利用をしているのでしょうか。

ユーザーに価値ある情報を発信したいTwitterユーザーやフォロワーを増やしたいインフルエンサー、サービスやプロダクトのファンを獲得しようと企業でSNS運用を担当するビジネスパーソンなど、Twitterを生かした取り組みを手がける方々にとって必読の記事です。

Twitterを使う上で最適な時間帯を知って、より効果的なツイートをしましょう。(数値はApp Ape推計、iOS・Android合算)

Twitterの利用者数は4年で6割増加

2023年2月のTwitterの月間利用者数(MAU)は19年2月に比べ 66.1%増えました。

従来の文字のツイートによる情報発信に加え、動画や画像、さらには「スペース」を使った音声配信やコミュニティー機能など、この4年でローンチした多岐にわたる機能によって、ユーザーの裾野が広がってきたと筆者は見ています。

例えば、日本で話題を呼んだ「Clubhouse」のようなライブオーディオチャットルーム機能「スペース」。日本では2021年に導入され、大きな反響を呼びました。

「スペース」を使うことでユーザーはTwitter上でリアルタイムで音声を共有することができるようになり、文字だけでは伝えにくい情報や、リアルなコミュニケーションを求めるユーザーにとって魅力的な機能となりました。

他のアプリが担う機能をTwitterに最適化する形で取り込むことで、情報収集やつぶやきだけでないTwitterの価値を高めていったとも言えるでしょう。

Twitterの時間帯別利用率は?

アプリユーザーが多い時間帯を明らかにするため、2023年2月のTwitterアプリ所持者数に占める時間帯別利用者数の割合を示す「時間帯別利用率」を見ると、平日は7〜8時、12時、17時〜22時の3つのピークが存在することがわかりました。

このうち最も大きいピークである17時〜22時の中でも20時〜21時がいずれの曜日も最も利用率が高い傾向にありました。

この傾向は、人々の一般的な生活様式・行動パターンと密接に関連しています。

朝のピークである7〜8時は、通勤や通学前の時間帯であり、Twitterを利用して朝のニュースや情報収集をする人が多いことが考えられます。

12時のピークは、ランチタイムや休憩時間帯であり、Twitterを利用して暇つぶしや情報収集をする人が多いでしょう。

最も大きなピークである17時〜22時については、仕事や学校が終わった後の時間帯であり、自由な時間を持った人がTwitterを利用する時間帯となります。20時〜21時に利用率が高い傾向にあることから、夕食後のリラックスした時間帯にTwitterを利用する人が多いと考えられます。

土曜日と日曜日は平日に比べて朝のピークが存在しない代わりに、9時〜23時まで断続的に利用率が高い状態となっています。休日のユーザーが多く、時間に縛られずにTwitterを開いて情報を集めたり暇潰しをしたりする様子が浮かびます。

以上のような傾向を見る限り、Twitterを利用する人々の生活様式や行動パターンに合わせて、タイムリーに情報を発信することが重要であることがよくわかります。

特に、17時〜22時のピーク時には、情報を発信するタイミングを見極め、リアルタイムでのコミュニケーションを図ることが、より多くのアプリユーザーを獲得するために必要であると考えられます。

インスタとTwitterを比較すると…

一方、インスタグラムとTwitterの時間帯別利用率を比較すると、Instagramが1.7%~13.2%だったのに対し、Twitterは2.8%~14.8%と全ての時間帯でTwitterが高い結果となりました。

別個のアプリのためそれぞれの母集団は当然異なるものの、アプリの利用シーンや利用方法の違いが利用率の差異を生んでいると筆者は見ています。

Twitterは情報を収集したり、ニュースを追ったりするために使われることが多く、“タイムライン”という言葉が象徴するようにユーザーはリアルタイム性を重視する傾向にあります。

一方、Instagramは写真や動画の共有による“共感”の輪を広げる営みが中心で、情報を単に投稿するだけではなく、ユーザーの目を惹き共感を生むクオリティーの高いコンテンツ作りが求められる傾向があります。

Instagramは映える写真や動画を投稿するために、時間をかけて写真を撮影・編集したり、画像をレイアウトしたりといったひと手間を加える場合もあります。

さらに、写真や動画で「魅せる」要素が多いInstagramは、ファッションや美容、グルメなどの特定のジャンルに特化しているアカウントも多く、コアな情報共有が可能な一方でタイムラインを追いかける利用の要素はTwitterほど強くないと感じています。

TwitterとInstagramはそれぞれに特徴がありますが、Twitterは投稿の敷居が低いことやリアルタイム性を重視することが、実際の利用率の高さに繋がっているかもしれません。

利用時間帯の傾向を把握して効果的なTwitter活用を

Twitterは3月から有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」で4000字までの長文が投稿できる機能を日本国内のユーザー向けに提供開始しました。これによってInstagramに劣後していた長文投稿機能が担保され、より密度の濃いコアな情報を届けることができるようになりました。

Twitter Blueによって、一定のコアなファン層の獲得に期待できるでしょう。特に、ビジネスパーソンやメディア関係者など、情報を発信する側のユーザーにとっては、より詳細な情報を伝えることができるようになるため、Twitterの活用価値が高まる可能性があります。

いずれにしてもTwitterをより効果的に活用するためには、一番よく使われる時間帯を知ることが重要です。

Twitterの利用動向を把握することは、情報発信やマーケティング戦略の策定に役立ちます。特に、フォロワーを増やしたい人や企業にとっては、利用者数の多い時間帯にタイムリーな情報を発信することが重要となります。

今回のスマホアプリの利用データにもとづく分析で明らかになった最適なツイート時間帯を参考にしながらTwitterでの情報発信を効率化し、より良い発信につなげてみてはいかがでしょうか。

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