「もっとエンジニアとしてプロダクトに直接的に関わりたい」「でも故郷の新潟にも帰りたい」Uターンエンジニアの働き方
都内の企業で働きながらも、いつかは地元に帰りたい。でも地元には、自分のスキルを活かせる会社がない。そんな悩みをお持ちの方も多いかと思います。
私たちフラーは、スマホアプリの分析事業や共創事業を行いながら、新潟にもオフィスを構える、すこし変わったIT企業です。
そしてフラー新潟オフィスには、都内大手企業から新潟へUターンして入社し、サーバーサイドエンジニアとして働いているメンバーがいます。
そこで今回は彼に、都内大手から転職してみてどうだったか、フラーではどんな仕事をしているかなどを聞いてみました!
フラーでは現在、サーバーサイドエンジニアを大募集中!
新潟へのUターンへお考えの皆さま、ぜひぜひ弊社をご一考ください。
古澤 竜郎(ふるさわ たつろう)
プロフィール:
1990年6月生まれ、新潟県長岡市出身。長岡工業高等専門学校から長岡技術科学大学、同大学大学院と進学。大学院修了後の2015年に沖電気工業株式会社に入社。官公庁で稼働するバックエンドサービスのインフラ構築などに携わる。2019年フラー株式会社に入社。現在は『共創スタジオ』チームにて、アプリ制作におけるサーバーサイドの開発を担当。
━━フラーではどんなお仕事をされていますか?
アプリ制作におけるサーバーサイドの開発です。アプリにデータベースからのデータを表示させるため綺麗に加工して渡す処理だとか、アプリとの連携部分などを作っています。
私の所属する『共創スタジオ』チームでは、主にAWSのデータベースとサーバーを使っていて、どの案件もクラウドです。
「本当に必要なモノを、お客さまと共に創る」を理念に掲げ、プロダクトの企画・開発・運用から分析までと、一気通貫した支援を行う共創スタジオ。詳細は、こちらをぜひご覧ください!:https://www.kyoso-studios.com
対して、前職ではそういったものはまったく使っていなく、環境的にはゴリゴリのオンプレミスでした。自社のサーバー室に置かれたサーバーを扱う形です。
━━前職はどのようなお仕事をされていたのですか?
BtoBで、銀行や官公庁の業務システム作りをやっていました。
銀行や官公庁などは、しっかりサポートがついてライセンスがある、エンタープライズ向けのソフトウェアでシステムを構築することが多いです。前職の会社は、いわゆる一次受けとしてそういった仕事を受注し、いろんなベンダーと協力して開発を行ってました。
そんな中で、私はそのベンダーとのパートナー契約や、そこが出しているソフトの技術検証などをやっていました。
例えば、ベンダーが作っているソフトに新バージョンが出たら、不具合が起きないか検証をして、もしあればベンダーのサポートに問い合わせたり。
それから、自社で起きた障害の一次対応や、社内で技術サポートなども私の業務でした。
━━開発を行ったり、コードは書いたりといったことはされていなかったのですか?
直接サービスを開発していたわけではなく、開発されたサービスの検証業務などが主でしたね。
設計書とか仕様書書きも多少はやっていましたが、基本的には、開発メンバーが作ってきた仕様書をチェックする方の仕事です。
大きい会社だったので、仕事は細分化されていました。
コード書きはメイン業務ではなかったのですが、解析や検証の一環でツールを作る必要があって、その際には書いていました。
━━都内の大企業という、キャリアとしてはとても安定したところにあったわけですが、転職へ不安はなかったんでしょうか?
やはり、気軽に転職を考えられたわけではないです。
自分が業界においてどれくらい価値のあるエンジニアなのかということも、実際に転職活動をしてみないとなかなか確認のしようがないですし。
でも、前職の仕事が、先ほども説明した通り開発部隊ではなくそのサポートという仕事のため現場から遠く、ちょっと退屈に感じてしまって。
もっとエンジニアらしく働きたい、もっとプロダクトやビジネスに直接的に関わりたい、そんな風に思うようになったんです。
また、いつかは新潟に帰りたいなと思っていたことも理由に挙げられます。
しかし、ネックだったのは、新潟にはIT系の技術者として心惹かれる会社があまり見つからなかったこと。
転職を何度も重ねるつもりはなかったので、どうせするなら新潟に帰りたかったのですが、やはり首都圏内と比べてしまうとむずかしいものがありました。
そんな自分にとって、新潟にオフィスがあって、かつエンジニアとしてものづくりにしっかり関われるフラーという選択肢は、かなり魅力的でした。
第一志望というか、フラー以外への転職についてはあまりモチベーションが高くなく、正直落ちたらどうしようかなあと思うくらい。
━━フラーのことはどうやってお知りになったんですか?
フラーは創業者が自分と同じ長岡高専出身ということで、創業したころからちょくちょく噂は聞いていたんです。
改めてしっかりと知ったきっかけは、2017年から配信を開始した長岡花火の公式アプリですね。地元長岡の花火大会に公式アプリが出たと聞いて、使ってみたら開発がフラーで、「フラー? あ、フラーってあそこじゃん、渋谷さんが作った会社」みたいな。(注:渋谷はフラー創業者で、代表取締役社長兼CEO)
フラーは新潟オフィスも開いて、そこでもいろいろアプリを作っていて、そんな様子を脇から眺めながら「いいな〜」なんて思ってました。
━━実際にフラーへ転職されてみて、どのような印象を持たれましたか?
前の職場との雰囲気の違いには驚きましたね。
前は平均年齢が高めで40,50代がかなりおり、自分は年下の若手でした。一方フラーは、平均年齢が約30歳で、自分のほんのちょっと上なだけ。層の違いは印象的です。
会社としても、前の職場は各々が自分の仕事を黙々とこなしている感じだったのですが、フラーはみんなでワイワイとやっている。手を抜いているという意味ではなく、楽しんでいるという意味で、どこか遊びのようというか。
こういった、いわゆる今どきの企業は、新潟ではめずらしいかもしれませんね。
━━お仕事の面ではいかがですか?
まず、今まで業務では扱ったことのないクラウドサーバーについて、勉強しなければいけないことがたくさんあるので、そこは大変です。
でも、ものを作りながらやっている勉強なので、楽しいですね。
なにより、フラーへ転職してから、サービス・プロダクトと自分がとても近いというか、直接的に関わるところで仕事をできている感覚があります。
前職では相手企業の業務システムを作っていたので、自分からすると全然観測できないところで成果物が動くという状況でした。どれだけ力を入れて作っても、それがどう社会に影響を与えたのか見えてこない辛さは、正直ありました。
それが今は、自分の作ったものがアプリに表示されてそのままユーザーへ届いています。自分のやったことが結果として見えている感じがとてもある。やっぱりうれしいですね、エンジニアとしては。
関連する話で言えば、フラーの良いところのひとつに、エンジニアが技術的な観点で「これは危ないな」と感じたことを、ちゃんとプロダクトに反映しやすいことが挙げられます。
ただ言われた通り作るのではなく、プロダクトの先にいるユーザーのことをしっかり考えてものづくりができる。このスタイルは、すごくいいなと思っています。
それから、サーバーサイドの先輩エンジニアに、とても技術力の高い方がいて、一緒に仕事ができて非常に勉強になっています。ふだんはとても優しい方なんですが、ことプロダクトに関してだけは「品質を保ち続けるため、決して技術的なレベルを下げない」という厳しさを持っていて、非常に頼りになります。
━━新潟オフィスでのお仕事という観点ではいかがですか?
フラーは、つくばエクスプレス沿線にある柏の葉オフィスが本社で、私の勤務する新潟市の新潟オフィスは支社という位置付けです。
人数で言えば、やはり新潟オフィスは柏の葉オフィスより少なくはあります。でもその分、まとまりは強い印象ですね。メンバー同士の距離が近い。ご飯なんかも、わりあい、みんなでまとめて行ったりしますよ。
それから、柏の葉オフィスと比べると、新潟オフィスには家庭持ちのメンバーが多いことも特徴でしょうか。落ち着いた人が多いからか、飲み会も比較的平和かもしれません(笑)
エンジニアとしての話をすると、サーバーサイドエンジニアは新潟オフィスには私一人です。アプリ側のエンジニアはこちらのオフィスにも充実してきたんですが、サーバーサイドはまだ私だけ。
他のサーバーサイドの同僚たちと物理的な距離はあるものの、Slack上やGitHub上で活発にコミュニケーションをしており、基本的には回っていると思います。
もちろん、「込み入った話になって文章だけだとむずかしいから、ちょっと話に行きたいなー」みたいなとき、すこし困りはします。パッと話に行ける環境だったらなと思うことが、まったくないわけではないです。
そういう時は……今はとにかくがんばって対処しています(笑) なんとか文章で説明したり、なんの話をしているのかわかるような実際のコードを書いて、その動きで理解してもらう、みたいな。
━━そこはフラーの課題点ですね。ほかにもなにか、課題に感じられることはありますか?
新しい人が入った時の各種フローだったり、新しいルールの導入だったりは、まだ勢いに任せてやっていると感じます。申請や質問のフローがふわっとしている、というか。
急に大きくなってきた企業だからこその問題点なのかなと感じています。
これについては、それこそ大企業から入ってきた自分のような人間が、適切に声をあげて整備していかなければいけないところでしょうね。
━━エンジニアとしての、これからの目標を教えてください。
今は、先ほど話にもあげたすごく技術力の高い先輩エンジニアありきでチームが動いています。しかし、ひとりの技術力に頼りきりになるのは、チームとして不安定です。
なので、自分がもっと技術を身につけていって、一日も早く彼の負荷を分散していけるようになれればと思っています。
━━最後に、転職をお考え中のサーバーサイドエンジニアの皆さまへ、メッセージをお願いします。
フラー『共創スタジオ』のサーバーサイドチームは、自分が良いと思ったことを形にしやすい環境です。
周りのしがらみにとらわれていて辛かったり、納得感の薄い仕事にストレスを感じていらっしゃったら、フラーへのご入社をぜひご検討ください。
また、『共創スタジオ』は、新しい技術を取り入れることにも積極的なチームなため、いろいろな技術に触れることができ、力を伸ばせる職場です。
「エンジニアとして、もっと技術的な挑戦や成長をしたい!」という人にも、とてもいいところだと思います。
まずはぜひ、気軽にオフィスへ遊びに来てください!
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今回は、都内大企業から新潟へUターンした古澤さんにお話を聞きました。
都内で働いているけど、いつかは地元・新潟へ帰りたい。だけど、IT企業でのキャリアを諦めたくない。そんな思いをお持ちの方々、ぜひフラーをご一考ください!