デザインに関わる者同士だからこその“ここだけの話”ができる場を創りたいーー。そんな思いを形にしようと、フラーとアクセンチュア ソングは2023年12月、CDO／CXO交流イベント「BONENｰKAI」を開きました。

各企業や団体のトップデザイナーをはじめとする40人以上が集結。デザインに関わる企業や組織で責任者や統括を務める仕事だからこそ抱える悩みや課題を共有したり、普段なかなか会えない仲間との交流を深めたりしました。

各分野の最前線で活躍するトップデザイナーが集まったイベントの様子を、当日の写真を中心にお伝えします。

テーマは「業界と世代を超えた接点をここに」

イベントを開催したのは年末。そして世間はちょうど忘年会シーズン。そこで、イベント名は「忘年会」転じて「BONENｰKAI」、そして今回のテーマは「業界と世代を超えた接点をここに」にしました。

昨今デザイン業界の範囲は広がり、デザイナーという型もたくさんのカタチが生まれています。

この渦中だからこそ、そのデザイナーたちをまとめる側も新しい葛藤や発見に満ち溢れているのではと思います。

今回は業界と世代を超えたデザイン界隈の方々をお呼びしてカジュアルな接点を創り、さらなる発見や気づきを得られる時間にできればとテーマを設定しました。

さらに普段の仕事の中で同業種だけで集まりにくい中、デザイナーやデザインに関連するCXOというという枠をあえてもうけることで、“ならでは”の話題や悩みをお互いに打ち明けやすい雰囲気を作り、交流を深めてもらえたらとの思いを込めました。

会場はアクセンチュア・イノベーション・ハブ 東京のイベントスペース。リラックスした雰囲気のスペースです。

交流が深まる3つの仕掛けを用意

とはいえ、場を設けただけではなかなか交流が生まれないのが世の常。そこで、今回のイベントでは3つの仕掛けを用意しました。

一つ目の仕掛けは席順です。イベント開始時の席順は自由席としながらも緩やかな「ほぼ受付順」とすることで、普段交流や面識がないデザイナー・CXO同士が出会えるきっかけを創出しようと試みました。

また、あえて着席とすることで、一定の時間は腰を据えてお互いの話ができるような体験づくりを目指しました。実際、それぞれのテーブルごとに大いに盛り上がっていました。

二つ目は「話題提供」です。単純に場を設けて交流するだけでは、ただの飲み会です。もちろんそれも楽しい時間ですが、多忙なデザイナー・CXOの参加者が限られた時間の中でより有意義な体験となるよう、冒頭にデザインに関連する30分ほどのトークセッションを開催しました。

もちろん、その場限りのトークセッションですので、内容についてはこの記事でも触れることはありませんが、登壇する側もトークを聞く側も共感の輪が広がりました。

「もっと聞きたい！」という声が上がるくらいの時間の長さとすることで、それぞれのテーブルでセッションのアフタートークにつながれば、という思いが運営側にはありました。

その思いが通じたのか、セッション後は開始時に比べて各テーブルでの会話に拍車がかかったようです。

さらに三つ目の仕掛けとして用意したのが「席替え」です。

短い時間ながらも思いがけない出会いを生み出すことができればとの思いから、開始から１時間半ほどで席替えを実施しました。

再びサイコロのようにシャッフルされた各席で、新たな出会いとトークが盛り上がっていきました。

細かなところですが、食事にも思いを込めました。

食べやすいサイズで美味しいサンドイッチ。

各テーブルで気軽に食べられる、片手で運べるフード。

特にこだわったのは、普段飲むお酒と少し違った独特のラインアップです。この日はフラー共同創業者の藤原が新潟県佐渡市で運営するマイクロブルワリー「t0ki brewery（トキブルワリー）」のクラフトビールを用意しました。

デザイナーの交流が生まれるきっかけを

楽しい時間はあっという間。最後に参加者で記念撮影をしてイベントは終了しました。

イベントのクロージング後も話が尽きず、それぞれの交流が一層深まった時間となったようです。

今回のイベントをきっかけに、フラーとアクセンチュア ソングは今後もデザイナーが集まり交流がうまれる場作りに取り組んでいく考えです。次回のイベントもどうぞお楽しみに。

イベント運営を手掛けたメンバー。みなさんお疲れ様でした！

アクセンチュア ソングからもイベントの様子を伝える記事が公開されました。こちらもぜひお読みください！

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