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【セミナーレポート】アプリマーケティングの実践〜AppTweak & App Apeで読み解く最新アプリ市場〜

スマホアプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を手がけるフラーと、AppTweak Japan(アップトウィークジャパン)  合同会社(以下、AppTweak)は、
2022年5月19日 オンラインセミナーを開催いたしました。

コインチェック株式会社株式会社りそなホールディングスFinBASE株式会社をゲストスピーカーにお招きし、アプリマーケティングについて各社の実例を交えながらお話しいただきました。
 
登壇者&ゲストスピーカー紹介

■App Apeとりそなグループ、FinBASEが考えるアプリに関わる意思決定をスムーズにするには

まずはアプリ分析サービスのApp Apeを提供するフラー株式会社の岸本 康太郎氏が登壇し、App Apeで取得できるアプリデータとマーケティングへの活用方法について解説しました。

続いて『りそなグループアプリ』を使いデジタル化に取り組む、FinBASE(フィンベース)株式会社の松谷 隆臣氏と、株式会社りそなホールディングスの青野 俊介氏とともにトークセッションをしました。

その一部をお伝えします。

・スマホアプリを分析する『App Ape』とは?

岸本氏(フラー株式会社):
App Apeは、「アプリに関わる意思決定をスムーズに」をスローガンにした、スマホアプリの実利用データを提供するアプリ分析サービスです。
アプリを運用している、これから作る、アプリ事業を支援している会社の方々に活用いただいております。

App Apeの特徴は大きく3つです。
ひとつはトレンドを素早く理解できること、次に必要な指標にすぐアクセスできること、そして比較分析が簡単なこと。この3つです。

テレビにおける視聴率情報のスマホ版のような位置付けで、どのアプリが「いつ・誰に・どのくらい」使われているかといったデータをご覧いただけます。

競合他社のアプリの分析を行ったり、アプリ市場全体のデータ分析をすることが可能なツールです。取得できるデータは、例えばある特定のアプリの性別・年代ごとのデータや、月間ごとの伸び率など。

アプリ運用担当者様、これから新規でアプリを作ることを考えている方、アプリ事業者を支援している広告代理店様など、幅広い方にApp Apeをご利用いただいております。 

・App Apeを使って取り組む、りそなグループの金融のデジタル化

岸本氏:
それでは次にこのApp Apeを使った、りそなグループ様でのお取り組みについてFinBASE株式会社の松谷様と、りそなグループホールディングスの青野様よりご紹介いただきます。

まず、りそなグループではどのようなお取り組みをしているのでしょうか。

松谷氏(FinBASE株式会社)
りそなグループでは、金融デジタルプラットフォームの構想実現に向けて取り組んでいるところです。
FinBASE株式会社は、りそなホールディングスの連結子会社として今年の春に設立した会社です。りそなグループにおけるDXを推進・企画をしています。

金融デジタルプラットフォームでは、あらゆる地域のお客様の利便性や体験価値の向上、地域経済の活性化に貢献し持続可能な社会の構築を目指しています。そのためにまず、バンキングアプリ『りそなグループアプリ』を介してたくさんのエンドユーザーと接点を持つこと、そしてデジタルプラットフォームを充実させて金融機関や地方自治体などのりそな以外の企業に参加してもらうかが大事だと考えています。

岸本氏:
金融デジタルプラットフォームの構想実現に向けて取り組む中で、『りそなグループアプリ』にApe Apeを導入したのはどのようなきっかけがあったのでしょうか。

青野氏(株式会社りそなホールディングス):
アプリストアでは見えない数値を確認したり、包括的にアプリデータを分析したりする必要が出てきたことがきっかけです。

『りそなグループアプリ』は弊社の新規事業の一環として2018年2月にリリースされました。
アプリが企画リリース段階から運用フェーズに移り行く中で、他社銀行のアプリ運用が上手くいっているかを分析したいニーズがあり、App Apeの導入を決めました

岸本氏:
導入検討時、りそなグループアプリにはどのような課題があったのでしょうか?

青野氏:
当時大きな課題としては、2点ありました。
一つ目は、利用者数などが異なる他の銀行と比較して客観的な情報を用いるだけでは、正当な評価ができないという点です。アプリ自体の運用を継続的に推進していくためには他の銀行アプリと正当な他社比較をする必要がありました。

二つ目は、銀行独自の基準・定義で出てきた指標を精査できていなかったこと。りそな以外の銀行や異業種と協議をする際に、目線を合わせる必要があったんです。

岸本氏:
実際に、App Apeを利用して感じた変化はありますか?

青野氏:
App Apeを導入したことで、データを可視化することができました
また、正当で定量的な目線で他社銀行アプリとの比較ができるようになったのも良かった変化のひとつです。社内で協議をする上で、適切な認識を持ってもらえるようになりました。

岸本氏:
ズバリ、App Apeのどのようなところが魅力と感じていますか?

青野氏:
同様のサービスモデルを提供している企業が数少ない中で、価格面やデータの精度など総合的に勘案して、App Apeを導入し継続利用をしています。

App Apeで取得できるデータは、アプリビジネスをする上で自社アプリの評価や競合他社との比較をする際に必須なインフラであるとわたしは認識しています。

岸本氏:
ありがとうございます。
アプリ事業の戦略立案や市場動向の把握から競合調査まで、App Apeのデータは幅広く活用できるので、お役立ていただけて嬉しく思います。

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■AppTweak・コインチェック株式会社と考えるアプリストア最適化対策


続いて、AppTweak Japan合同会社の寺井 卿太朗氏と、コインチェック株式会社の高尾 直希氏が登壇し、ASO対策やAppTweakの活用方法について紹介しました。

・AppTweakが伝える自社で行えるASOの進め方

寺井氏(AppTweak Japan合同会社):
AppTweak Japan合同会社は、アプリストア最適化に必要なデータが見れるツール
『AppTweak』を提供している会社です。本日はASOについてお話いたします。

そもそも、ASOとはApp Store Optimizationの略称で、アプリストア最適化のことを指します。ASOはストア内のキーワードの変更のみではなく、マーケティング的側面も強く、プロダクトサイドとの連携も必須です。そのため海外ではASOは重要視されており、専任のマネージャー職も存在しています。

ASOを始めるにあたり、まずはマーケットリサーチを行うことが重要です。

マーケットリサーチは具体的に何を行うかと言うと、競合アプリの選定が大切になってきます。「アプリカテゴリ内の競合」と「キーワードで競合」のそれぞれを見つけて分析する必要があります。

AppTweakをご活用いただくことで、それまで目をつけていなかった競合アプリの選定が可能になります。

ASOを行うにあたって次に重要なことは、アプリストア上のキーワードごとにクリエイティブの分析を行うことです。
キーワードごとにクリエイティブの分析を行うことで、アプリダウンロード数の上昇や減少に関係する原因追求を行うことが可能なため、次の施策の判断材料が見えてきます。

AppTweakでは、ターゲットにしているキーワードの検索人気度や関連度を元に、自社アプリの評価を行うことが可能です。

これらのことから、ASOはキーワードの最適化のみではなく、データをもとにアプリ市場を分析・把握し、施策を打つことが重要と言えます。

それでは次に、AppTweakをご活用いただいているコインチェック社様より、実際どのようにデータを活用しているかをお話しいただきます。

・コインチェック社のASO対策はどんなもの?

高尾氏(コインチェック株式会社):
コインチェックでは、ASOに限らず市場把握やマーケティング効果を数値化したいと考えていて、現在はその目的を達成すべくAppTweakを活用しています。

AppTweakを使うことで、過去のランキングの推移や他社のアプリとの比較をすることもできます。

AppTweak活用のメリットは大きく2点あります。
一つ目は、施策前後の外的環境に関しての動向や、競合他社のインストール数などのデータ把握が可能であることです。それらのデータは次の施策に活かすことができるのでメリットに感じています。

二つ目は、自社と競合のランキング推移を簡単に分析できること。
アプリストアのアップデートは頻繁に行われており、情報開示されていない部分も多いため、データを見ながら推測・分析を行う必要があります。それが簡単にできるので活用し続けています。

寺井氏:
ありがとうございます。
AppTweakに興味を持っていただけた方は、こちらの公式サイトもご覧ください。

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App Apeでは、8月4日にコミックアプリにフォーカスを当てたオンラインセミナーを開催します。
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