Cocoda!とデザインワークショップを共同開催しました!
日々デザイナーを目指してデザイン課題に励むに2名の方と、弊社デザイナーとでワークショップを行いました。
https://team.cocoda-design.com/projects/20
なぜ、ワークショップをやるのか?
デザインの裾野を広げ、楽しみながら質の高いものを継続的に生み出し続けていくためには、可能な限り情報をオープンにすることが大切なはず。
そんな考えから、フラーは今回のチャレンジを始めました。
はじめての取り組みとなるため、第一回目をデザインコミュニティのCocoda!さんと協働させていただきました。Cocoda!さんは、「デザインをオープンにする」ことを掲げ、UIやUX、グラフィックなどさまざまなデザインの幅を広げるコンテンツやデザインプロジェクトに取り組みポートフォリオを作ることが出来るサービスです。国内では20,000人以上が利用しています。以前、弊社COO 山﨑へインタビューもしていただいています。
ワークショップの内容は?
初日は、参加者のお二人に本社のある柏の葉キャンパス・KOILへお越しいただき、普段フラー新潟支社でアルバイトをしている学生ともオンラインでつないでキックオフを実施。2日目以降は、SlackとZoomを活用して非同期でコミュニケーションを取りながら、参加者それぞれの課題にお取り組みいただきます。
ワークショップスケジュール
【初日:キックオフ】
・フラーの会社紹介、メンバーのポートフォリオ紹介
・参加者が持参したポートフォリオの説明とそれに対するレビュー
・ワークショップのデザイン課題の説明
【2日目〜6日目】
・非同期でデザイン作業
Slackで質問があれば随時してもらい、デザイン課題の進捗を共有します。最終日までに平日に計2回、進捗レビュー会をZoomで開催します。
【7日目:最終日】
・課題の発表会とフィードバック
今回の課題は、Cocoda!の中から、参加者お二人の興味がある領域のアプリのデザインをつくってもらうことになりました。
https://cocoda-design.com/products/19350
初日の様子(2020年6月28日)
10:00〜12:00
あいにくの雨の中、参加者お二人に本社のある柏の葉キャンパスへお越しいただきました。
(フラーは、柏の葉キャンパス(千葉県柏市)と新潟市にオフィスを構えています。一見不便に思われるかもしれませんが、今の時代、東京以外の場所でも質の高い仕事ができると私たちは信じています)
写真は、柏の葉オフィスのベランダから撮影。
双方簡単な自己紹介の後は、COOの山﨑がフラーの会社紹介を行いました!
山﨑は、現在も経営および事業部マネジメントの傍ら、現役デザイナーとして案件にも携わっております。そんな彼が、日々大事にしているデザインの考え方についてもお話させていただきました。
会社のことを少し知っていただいた後、フラーのデザイナー陣から、これまで携わってきたプロダクトのデザインについてご紹介いたしました。参加者のお二人には、「現場のデザイナーがどういうことを大事にしているのか知る良い機会になった」と、普段はあまり聞くことがない話を聞けたと喜んでいただけました。
12:00〜13:00
お昼は、KOIL6FのAgoraさんで一緒にランチを食べました!
こちらのレストランでは、普段フラーメンバーもいつもランチ・ディナーを食べています。
13:00〜16:00
ランチでおなかが満たされた後は、今回の課題の内容を簡単にご説明し、メインである参加者さんのデザインポートフォリオのご紹介タイム。山﨑や参加していたデザイナー陣から熱のこもったレビューをさせていただきました。最後は、COO山﨑が学生時代に自身のポートフォリオを紙でつくったものを持ってきて、お二人に紹介して1日目を終えました。
2日目〜6日目は、ZoomとSlackで非同期作業!
2日目からは、いよいよデザイン課題に着手。お二人が取り組むのは、「こどもの絵本のギャラリーアプリ」、「読書記録管理アプリのデザイン」です!
また、フラー新潟支社で学生アルバイトとして働くメンバーも急遽参加することになり、お二人と同様に「日本酒のギャラリーアプリ」のデザインに取り組みました。創ってもらうのは、
・どんなサービスか分かるトップ画像
・アプリの機能が分かる3画面並んだ画像
そして、
・アプリのコンセプトシート
の3枚としました。
平日は、参加者のお二人も学校や仕事があるので、作業は基本的に夜になってから行います。作業進捗の共有や、相談・質問したいことをSlackで投稿していただき、弊社のデザイナーが業務終了後や隙間時間でそれに回答したり、デザインレビューを行いました。
メンターを務めた社員以外もSlackのチャンネルに参加し、和気あいあいとコミュニケーションを取らせていただきました。
そして、平日に計2回 Zoom レビュー会を実施。それぞれ別々の場所からオンラインで参加しているものの、他の参加者の進捗が見られて、モチベーションに繋がったようです。
「他の人のデザインを見て良いところを盗めたりと、普段中々できない複数人でやることのメリットを受けられた」と、ご感想をいただきました!
いよいよ最終日、デザイン発表会です!
初日と同じく、柏の葉キャンパスまでお越しいただき、1週間行なったアプリデザインの成果発表会を実施しました。天気は初日と違い晴れでしたが、3人はやや緊張した面持ち!
最初は、フラーのデザイナーアルバイトの久保さんから発表。
「Ponsh 好きなお酒をシェアする・繋がれるギャラリーサービス」
以下、弊社デザイナー陣のレビュー抜粋
大学で培ってきたグラフィックの経験を生かした、とても綺麗なデザイン。これまでのアプリデザインに囚われない自由な発想で、狙っている女性ユーザー層に共感を得そうな、さわやかな印象を受けました。
そして、モック画像も薄い緑の縁をつけるなど、細部への気配りが好印象でした。
2人目は普段、都内のIT企業にエンジニアとして勤務しながら、デザイナーを目指す木村さん!
「Yondara 〜本を読んだら、メモをすぐ取れるアプリ〜」を発表いただきました。
以下、弊社デザイナー陣のレビュー抜粋
トップの写真をちゃんとご自身で撮影していて、どんなアプリなのか雰囲気 が伝わってきました。写真をもう少し明るくし、カラフルな透明のグラデーションも使ったりすると、より良いかもしれないです。
タブのアイコンの二色使いも珍しい。一色にしないといけないと囚われがちですが、こういうところは新しい気づきになりました。本のサイズを変えているところ等、遊び心があるのがいいですね。
実際に本をよく読む20代後半のターゲット層のことを考えると、表示の工夫はまだできると思います。ぜひ、リリースまでもっていってほしいです。
最後は、デジタルハリウッドのコースを修了し、就職活動に励んでいる加藤さん。
「epic 〜大人のための絵本アプリ」を発表いただきました!
まず、プレゼン資料を準備しているのが素晴らしいです(この3枚の画像の他、調査資料なども準備しくれました。)。他のアプリを調査した結果が、良くまとめられています。
レビューをしていく中で、どんどん機能が厳選されていきシンプルになっていきました。他の参加者の良いところを盗んでいて、一週間ですごく知識を吸収してくれたように感じます。
あとは、デバイス毎で表示があるので、そこも考慮されているとすごくいいと思います。
デザインワークショップを終えて
それぞれが熱を込めて取り組んだデザイン課題の発表と、弊社デザイナー陣のレビューを終えて、最後はお互いに感想を述べて1週間を締めくくりました!
以下、参加者の皆さんからいただいたご感想です。(一部抜粋)
・現役のデザイナーから、普段もらえないレビューをもらえて、とても貴重な時間だった
・複数人で課題に取り組むことで、他の参加者の進捗を見られて刺激をもらえたり、良いところを学べたりできるのが良かった
・デザインってこんなに楽しいんだと、改めて感じることができた
また、ワークショップに参加したデザイナーは、「デザインレビューをすることで、新しい気づきや学びも多かった」「素直に吸収できることが素晴らしいと思う。継続してほしい」と参加者の熱意に感化された様子!
最後に、参加者の皆さんへCOOの山﨑から、「『デザインが楽しい』という言葉を聞けて何より。そして、メンバーにもいい影響を与えてくれたことを感謝しています。
みなさんには、『頭ごなしに否定をしない。必ずいいところを見つける。いいところを探そうとする』というフラーのレビュー文化を、このワークショップに参加して感じてもらえていたら嬉しいです」というメッセージが送られました。
フラーでは、今後もデザインワークショップの取り組みを継続していきたいと思います。
次なる参加者を募集中です!次回は2020年9月末ごろを予定しています。たくさんのご応募をお待ちしております。
また、フラーではアプリのUI/UXデザイナーを絶賛募集中です!
弊社にご興味をお持ちいただけましたら、まずはカジュアルにお話しませんか?