パートナーに学ぶものづくりのDNA 新潟で新入社員研修を実施
フラーは4月8日、2024年4月入社の新入社員24人を対象とした新入社員研修を新潟県内で実施しました。
今回の研修は、フラーがデジタルパートナーとして伴走する藤田金屬とハードオフコーポレーションのご厚意により実現。両社が手掛けるものづくり・ビジネスの最前線の様子やフラーとのデジタル領域における取り組み、さらには社会人としてこれから大切にすべきことなどを学びました。
当日の写真を中心に研修の様子をお届けします。
藤田金屬のものづくりの中枢を見学
4月8日午前、新入社員24人が新潟県三条市の藤田金屬三条支店を訪問しました。
藤田金屬とフラーは、鋼材の“不要在庫”を業界全体で解消するための新たな可能性を図るBtoBマッチングサービス「tenteco(テンテコ)」を共創しています。
まずは創業133年の歴史を誇り、県内の鉄鋼流通トップシェアである藤田金屬が担う鉄鋼専門商社という役割や成長の軌跡、三条支店が担う薄板製品の用途や仕向け先について学びました。
その後、3つのグループに分かれた新入社員は、三条支店内にある藤田金屬の事業の柱の一つである薄板工場を見学。薄板がどのように加工されているのかを直接現場で確かめました。
工場内ではコイルを輪切りにするスリッターラインや適切なサイズに裁断するレベラーラインなど薄板製品の製造工程を見学。ものづくりの圧倒的なスケールに全員が魅了されたようです。
見学後、工場で加工された薄板製品などについて、藤田金屬三条支店長の神田様から直接説明を受けました。
質疑応答では新入社員からレベラーとスリッターの違いやICタグの管理手法について質問が飛び交うなど、興味津々の様子でした。
さらに藤田金屬常務で同社子会社の株式会社テンテコ取締役も務める今井様から藤田金屬とフラーが共創した鋼材のBtoBマッチングサービス「tenteco」についてのレクチャーも受け、デジタルによって広がる鉄鋼流通の可能性を感じることができました。
tentecoについては、実際に開発を手がけた藤田金屬とフラーそれぞれの担当によるパネルディスカッションも行われ、鉄鋼とデジタルそれぞれのものづくりへの思いや仕事の進め方について学ぶことができました。
藤田金屬の皆様、多大なるご尽力をいただきましてありがとうございます!
社会人として心に留めてほしいこと
昼食を挟んで午後には、ハードオフコーポレーションの子会社でグループのデジタル戦略を担うリンクチャネル社長の入倉様が、フラー新潟本社で特別講義を行いました。
フラーはハードオフコーポレーションのデジタル戦略で各チャネル間での繋がりを強化し、それぞれのチャネルへの流入を増加させる「”Re”NK CHANNEL構想」の実現に向けた支援を行っています。
入倉様は過去のフラーによる提案書などを紐解きながら、ハードオフコーポレーションが事業の成長に貢献するアプリや業務支援をはじめとするデジタルをどのように実現してきたのかについて解説。新入社員に質問を投げかけながら、フラーとハードオフコーポレーションによる各プロジェクトの具体的な取り組みの経緯や進め方などを丁寧に説明しました。
さらに入倉様は「これからの皆様へ」と題してフラーの新入社員に心に留めて欲しい4つの事柄について語りかけました。
①フラーの一員であることの自覚と自信を持って欲しい
②事業を通じてさらに地域を活性化する存在になって欲しい
③自分自身の志は高くあって欲しい
④そして、それにふさわしい人間力を磨いていただきたい
フラーの新入社員はもちろんのこと、講義を見守っていた他の社員も、社会人の先輩としての入倉様の言葉を噛み締めたのでした。
入倉様、素晴らしい特別講義をありがとうございました!
編集後記:新入社員研修で伝えたかったこと
一連の新潟での研修を通じて伝えたかったことは、フラーの先輩社員が長年積み重ねてきた、顧客との信頼関係やお互いに尊重し合うことの大切さです。
フラーのデジタルパートナー事業では、顧客のビジネスへの理解を深めるとともに、顧客と同じ目線に立ち、当事者意識を持ってプロジェクトに並走しようと努めてきました。
その積み重ねを継続した結果として、今回のような新入社員の研修というビジネスとは直接関わらない分野における連携が実現しているのです。
このようにパートナーとの関係を築き上げていく営みの一端を今回の研修で新入社員に感じ取ってもらえたら幸いです。
フラーは今後もさまざまな形でパートナーとの相互の連携を深め、デジタル領域にとどまらない地域の活力となる取り組みを展開・発展させる所存です。
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