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【2024年最新版】TikTokが一番見られる時間帯は? App Apeのデータで読み解く

若者を中心に短尺のミームから急速に普及した動画プラットフォーム「TikTok」。現在では最大30分の長尺動画がアップロード可能となり、メディアがニュースを配信したり、企業がアカウントを作成して採用や販促に生かしたりするなど、幅広い年代が利用する一大プラットフォームとなりました。

ビジネス・マーケティングやファン創出の観点では、TikTokは企業に数多くのビジネスチャンスを、個人のクリエイターに新たな飛躍の機会を生み出すハブとなっている形です。

アプリスタート当初からユーザーに最適な動画をレコメンドする「おすすめフィード」を強みとしているTikTokにおいて、企業や個人のクリエイターがより多くのユーザーに動画を届けるには、主にフォロワー向けに初動の視聴が見込める利用者数が多い時間帯を把握することが重要です。

日本国内におけるTikTokの時間帯別利用者数の傾向と、「いいね」や「セーブ」といったアプリ内でのエンゲージメントが高まりやすい時間帯について、アプリの“視聴率”を推定するアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」のデータを紐解きました。(数値は全てApp Ape推計、iOS・Android合算)


TikTokは5年で利用時間がほぼ倍増

App Apeによると、TikTokの2024年4月のユーザーあたりの日間平均利用時間は44分13秒。前年同月比較が可能なデータで最も古い19年4月に比べると20分39秒も増えました。投稿可能な動画の時間が長くなるのとともに利用時間も増え、オンラインの動画コンテンツへのニーズが一気に高まった様子が伺えます。

TikTokが最も見られる時間帯は?

所持者数に占める各時間の利用者数(HAU)の割合を算出した時間帯別利用率を見ると、下記の傾向が読み取れました。

平日は朝7時、正午、夜間(16時~24時)の3つのピークが発生。特に最も大きなピークは夜間で、20時~22時が最もアクティブです。

これらのピークは朝夕の通勤時間帯、昼のランチタイム、夜のリラックスタイムといった人々の余暇時間やすきま時間と重なります。

このパターンは動画やゲーム、コミックといったエンタメ系アプリの典型的な利用パターンで、TikTokもこのパターンに当てはまっていると言えるでしょう。

土日は朝から夜まで利用が旺盛

土日の利用率を見ると、朝8時から24時まで恒常的に利用が続きます。

時間に余裕がある休日はどの時間帯もTikTokの“ゴールデンタイム”と言えそうです。特に20時〜22時の利用率が高いのは平日と変わらない傾向でした。

深夜から早朝は低調

一方で、深夜1時〜朝6時は利用は比較的低調となっていますが、やや土日の方が利用率が高くなっています。

言うまでもなく一般的な睡眠時間と重なっていることが一番の理由でしょう。平日と土日では大きな差異はありませんでした。

ユーザーに合わせた投稿時間の工夫を

TikTokの利用率をApp Apeで分析した結果、平日と土日で利用時間帯に違いがあることが分かりました。

具体的には平日は朝7時、正午、夜間(16時〜24時)の3つのピークがあり、特に夜間の利用が多い一方、土日は朝から夜まで恒常的に利用があります。さらに時間に余裕がある休日にはどの時間帯でも利用が増える傾向が読み取れます。

時間帯別の利用の傾向は、そのままユーザーの多い時間に投稿を試みるだけでなく、自身のフォロワーの特性やビジネスで訴求したいユーザーペルソナに合わせてTikTokの投稿時間を工夫することで、これまでの施策や取り組みにプラスして価値ある動画投稿をより多くのユーザーに届けることにも活かせるでしょう。

利用者のライフスタイルに合わせたサービスや動画の提供を続けていくためにも、さまざまなデータや情報を活かして最適化を図っていくことが重要なのは間違いなさそうです。

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