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[App Ape活用事例]連続的な新規事業立ち上げに取り組む、りそなホールディングスにとってのデータの価値とは?

スマホアプリやDX分野で業界をけん引するりそなホールディングスは、銀行として新たな事業を立ち上げる際の施策や意思決定の一助として、スマホアプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を活用しています。

従来の銀行の枠組みにとらわれない新しい視点で事業を生み出すためには、さまざまな業界の状況を短時間で収集し、データを土台とした議論をすることで関係者の目線をそろえる重要性を指摘しています。

新規事業立ち上げを統括するDXプロデューサーの青野様にお話を伺いました。(以下、敬称略)

▼プロフィール
株式会社りそなホールディングス 
DX企画部 DXプロデューサー 
青野 俊介 氏

2011年に入社し、数年間中小企業を中心に法人営業を担った後、本部へ異動。
新入社員研修や新卒採用に関する業務を経験した後、ポストチャレンジ制度を利用して一橋大学大学院でMBAプログラムを受講。
修了後の2018年、DX企画部の前身であるオムニチャネル戦略部でバンキングアプリ向けの新機能の企画業務を担当し、その後地方銀行へのアプリ提供などDX施策立案を経験。
現在は、新規事業Grで様々なパートナー企業と新規事業の企画を実施している。

新規事業を連続的に立ち上げ

ーー青野さんのご担当について教えてください。

青野:新規事業を立ち上げるグループの責任者をしています。メンバーは10人強です。

ーー新規事業を次々と創出していく狙いはどこにありますか?

青野:顧客基盤をもとに金利・ストックビジネスを展開する銀行は、ビジネスモデルが確立しているからこそ、新規ビジネスがなかなか出てこないことが課題だと思っています。

銀行業界に他業界からの参入がある状況で、何らかの形で新規ビジネスを生んでいかないと銀行は取り残されてしまうという強い危機感を持っています。

そのような背景から、現在は積極的な新規事業の立ち上げに取り組んでいます。
この取り組みはりそなグループの中期経営計画にも「価値創造力の強化」として位置付けられています。

ーー新規の事業立ち上げではどういった目標を設定されるのですか?

青野:年間でプロジェクトを何個ローンチできるかどうかが重要な指標になります。
どれくらいのアクションを起こしたのかを重視する形です。

もちろん、ローンチした新規ビジネス全てが成長すれば良いですが、決してそうはならないのが新規ビジネスです。

常に新しいビジネスをローンチし続け、その中から大規模なビジネスを複数生み出すことができる組織体制を構築することが重要です。

ーーチームの皆さんは希望されて部署にこられるのですか?

青野:新規事業立ち上げの部署は特に手を挙げてきたメンバーがほとんどですね。
やりたいこと・事業のアイデアがあるメンバーが集まることが多いです。

実は、手を上げてきたメンバーの中には、今まで銀行の支店で業務を行っていたものが多いので、企画業務やDXに関する知識については、配属されてから学んで頂くことが多いです。

ーーなるほど、リスキリングですね。

青野:私たちがオフィスとして構えている「りそなガレージ」は、りそなグループの銀行員だけでなく、パートナー企業の方々や、アプリを共同開発している地方銀行の方もいる共創の場です。

ご参考:りそなガレージについて

ーーそういった中で、青野さんがメンバーをマネジメントする上で大切にされてることはありますか?

青野:大切にしていることは、「逃げない、前向きに、楽しく」ですね。

何か定まっているルーティン業務がないので、ルーティンワークに逃げずに新規事業に常に向き合う必要があります。常にどのようなところでバリューが出せるかを考える必要があるので各人にそれなりのプレッシャーがかかっていると思います。だからこそ毎日前向きに真摯に案件と向き合う必要があると思います。

悩んだり落ち込んだりするメンバーがいれば、声をかけていますし、悩み抜くことも大事なんですが、しっかり切り替えていく事も気をつけているところではありますね。

ーー気持ちを切り替えるためにどんなことをやっていますか?

青野:休みの日にはよくサバイバルゲームをやっていますね。

ーー実はフラーにもサバゲー部があります(笑)。

青野:本当ですか!もしかしたらどこかのフィールドでお会いしているかもしれませんね。

App Apeのデータで議論の目線を揃える

ーー貴社では、データをどのようなものであると捉えていますか?

青野:たしかな判断や議論・コミュニケーションを進めていく上で、欠かすことのできない土台として捉えています。

私自身も元々データサイエンスの知見はありませんでした。
自分でデータを集めて読み取れるようになるため、社内データの分析ツール習得の研修を受け、データドリブンでコミュニケーションを取ることを習慣化しています。

ーーそういった中でApp Apeのデータをどのように活用していますか?

青野:データに対する目線を揃える際、App Apeのデータを使っています。

(App Apeのダッシュボードのイメージ。他社アプリにおける各種指標の比較が可能)

例えば新しい企画を立ち上げたりする際、それぞれのデータソース収集・計測方法が異なっていたりして、統一性のないデータをもとに議論をしてしまうことってあると思います。

これは結構危険な状態で、データソースが不揃いなままユーザーの大小などについて議論をしてしまうと、そもそもの議論の方向性を見誤ってしまう可能性が高いのです。

その点でApp Apeは、データの目線をしっかり揃えた上で、冷静な議論や判断ができるためとてもメリットに感じています。

ーー具体的には、どんな数値やデータを分析していますか?

青野:よく見ているのは月間利用者数(MAU)や日間利用者数(DAU)といったユーザーの規模に関する数値です。
アプリを介したビジネス展開をするにあたり、アクティブユーザーがどれぐらいいるのかが重要だからです。

また、起動回数やアプリの利用時間もよくチェックしています。
新しい事業でサービスをローンチする際、どのタイミングで提供するのが最適なのかを考える時に参考にしています。

App Apeは「知りたいことがあったら真っ先に開く、手のひらのアシスタント」

ーー連続的に新事業を立ち上げていくとなると、最新のデジタルに関する情報をキャッチアップしていく必要に迫られるかと思います。その流れの中で、我々のデータを活用いただいているということですね!

青野:その通りです。現代においてデジタルは取って代わることのできない重要な要素です。
その意味において、世の中のアプリがどのような利用動向なのかを知ることができるApp Apeのデータは非常に貴重な情報ソースです。

ーーApp Apeのカスタマーサクセスはいかがでしょうか?

青野:いつもすごく丁寧に資料やデータをまとめていただき、非常に助かっています。
最近では、特定の業界のアプリ市場のデータなどをまとめていただきました。また「これは無茶振りかな?」といったリクエストについても丁寧にご対応いただいたりと、非常に助かっています。
これからもぜひよろしくお願いします!

ーーApp Apeは御社、そして青野さんにとってどんなツールですか?

青野:アプリについて知りたいことがあったら真っ先に開く、手のひらのアシスタントですね。
新規事業を立ち上げるにあたり、世の中のデジタルに関する動向を調べる際にまずは手にするツールです。今後もしっかり活用していきたいと思います。

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