創業10周年、フラーのミッションをアップデート。 ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に。
フラー株式会社は、2021年11月15日、創業から10周年を迎えたことを期に、更なる成長を目指しミッションをアップデートし、「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に」を新たに掲げることとしました。
デジタルの新しい可能性を信じ、スマホ一筋で走り抜いた10年間
フラーは、スマートフォン(スマホ)、そしてスマホアプリが世の中に根付き始めた2011年、新しいデジタルの可能性を信じた高専出身のメンバーによって、茨城県つくば市のアパートの一室で創業しました。
(創業当時の一軒家の前でジャンプ)
フラーという名前は、炭素構造体フラーレンが元となっています。フラーレンの特徴である「強固さ」「柔軟性」を持った組織にしたい、という想いを込めました。
(フラーの旧ロゴとスマホおじさんが玄関でお出迎え)
創業以来フラーは、「世界一、ヒトを惹きつける会社を創る」という夢を掲げながら、スマホ一筋で10年間走り続けてきました。来る日も来る日も仲間と一緒に、新しいアプリを創り、世の中のアプリを知り、次の時代のアプリを考えてきました。
(「ぼく、スマホ」はシリーズ100万ダウンロードを突破)
そして、スマホ管理アプリ「ぼく、スマホ」が、シリーズ100万ダウンロードを突破する大ヒットとなり、それを起点にアプリ分析サービス「App Ape」(https://ja.appa.pe/)を2013年に開発しました。
その拡大を契機に、本社を千葉県柏市のスマートシティである柏の葉キャンパス駅近くへ移転し、メンバーを継続的に大きく増やしながら、更なる事業展開を続けました。
(2017年ごろの柏の葉本社の様子、畳スペースは今も健在)
そんな中、フラーは2017年1月、共同創業者である渋谷(代表取締役会長)と櫻井裕基(取締役副社長)の故郷・新潟県のデジタル推進支援を通じた地方創生を目指し、新潟市に新潟支社を開設しました。
(左から代表取締役社長 山﨑、取締役副社長 櫻井、代表取締役会長 渋谷)
新潟でフラーが最初に取り組んだのは、長岡花火財団が手がける「長岡花火公式アプリ」の開発です。
(長岡花火公式アプリのスクリーンショット)
アプリ開発を受託した単なる一企業ではなく、「ユーザーに長岡花火をより楽しんでいただくため、本当に必要なものを創りたい」という強い当事者意識を持つパートナーとして、フラーは企画から開発、グロース、当日の会場運営やゴミ拾いまで取り組みました。
(早朝のゴミ拾いに参加するフラーメンバー)
花火大会期間終了後も長岡花火財団との打ち合わせを継続。日本有数の花火大会である長岡花火をより良くしていくため、アプリの機能追加アップデートや公式ムービーの制作などを行っています。
この長岡花火公式アプリ開発をきっかけに、フラーは2017年から「言われた通りに作るだけの単なる受託開発に終始せず、お客様とともにユーザーが本当に必要とするものを創る」というモットーを持った「共創事業」を本格的に始動しました。
現在、共創事業はApp Apeの独自データに基づくアプリの知見やデータ分析を生かした新規・既存事業の戦略構築からプロダクト開発・グロースまで、デジタルに関する取り組みをワンチームで伴走する「デジタルパートナー事業」として幅広く展開しています。これまでにスノーピーク、ハードオフコーポレーション、任天堂、NTTドコモ、東急、サッポロホールディングス(順不同)などと提携し、数多くのアプリ・サービスを手がけてきました。
10年目に本店移転、新潟と柏の葉の二本社体制へ。今後目指すは「フラーがあったから」を一つでも多く増やすこと。
フラーは、2020年11月、登記上の本店を柏の葉から新潟へと移し、新たに「新潟本社」といたしました。創業以来持ち続けてきた地域貢献の想い、昨今盛り上がりを見せる地方回帰への対応、最良のモノづくりのための人材確保にメンバーのライフスタイル支援など、さまざまな面から本社のあり方を見直し、現在は柏の葉本社と新潟本社の二本社体制でそれぞれの特長を最大限に活かした事業運営を行っています。
2021年10月、政府が「デジタルの日」を新たに制定したことが象徴するように、社会はこれから、デジタルトランスフォーメーションにより一層の力を入れていくことが予想されます。そんな中でフラーは、デジタルの力そのものを一番に重要視するのではなく、それを使って人に寄り添うことこそを最も大切にしていこうと決意しました。
そこで、創業10周年を迎えた本日、「ヒトに寄り添うデジタルを、みんなの手元に」というミッションを、新たに掲げることといたしました。
10周年特別サイト:
https://10th.fuller-inc.com/
10周年記念動画:
代表メッセージ
10年前の今日、フラーは誕生しました。スマートフォンの可能性を信じて仲間たちと創った会社が今では100名を超える規模になり、ずいぶん遠くまで来たなと感じています。何よりも、ここまで生き延びて無事に10周年を迎えることができ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。10年存続する会社の割合は非常に少なく、創業時の一つの目標が本日叶いました。これまで応援してくださった全ての皆様に、この場を借りて御礼を言わせてください。
さて、「フラーはこれからどこへ向かうべきなのか?」
創業者としてこの問いにシンプルに答えると、「フラーがあったから……」を増やし続けていくことに尽きると思います。
最初は、自分自身のために創った会社でした。フラーがあったから、大好きな友達と一緒にいることができました。そこからフラーの役割は次第に拡張されていきました。
フラーがあったから、アプリの動向が把握できた。フラーがあったから、デジタル化を進めることができた。フラーがあったから、故郷に戻って働くことができた。フラーがあったから……。
「フラーのおかげで、今まで諦めていたことができるようになった」そう言って喜んでくれるヒトの数を増やし続けることが、フラーの存在意義だと強く感じています。
これからもフラーは、世界一ヒトを惹きつける会社を目指して、歩み続けます。より多くの「フラーがあったから……」を生み出すために。
フラー株式会社 代表取締役会長 渋谷修太