後発だからできる。「ユーザーの欲しいもの」を突き詰めるmenuの多様な施策とは?【App Ape Award 2021 流行アプリ賞受賞インタビュー】
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後発だからできる。「ユーザーの欲しいもの」を突き詰めるmenuの多様な施策とは?【App Ape Award 2021 流行アプリ賞受賞インタビュー】

フラーのデジタルノート

 アプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するアプリの実利用データをもとに、2021年に人気や話題を集めたアプリを称える「App Ape Award 2021」のApp of the year部門サービスカテゴリで、フードデリバリー・テイクアウトアプリ「menu」がMAU増加率が最も高かったアプリを表彰する「流行アプリ賞」を受賞しました。

 そこで今回は、menu株式会社のコミュニケーション本部で本部長を務める山敷真さんに特別インタビューを実施。アプリのリリースから全国展開への道のり、デリバリーアプリとして目指している今後の展望まで伺いました。

「他社との競争」ではなく「ユーザーの欲しいもの」を突き詰める

流行アプリ賞を受賞した「menu」

ーー流行アプリ賞の受賞おめでとうございます。menuについての簡単な説明とどのような業務を担当されているか教えてください。

ありがとうございます!多くのアプリの中から選ばれ、とても嬉しいです。テイクアウトをしたい料理を事前注文してスムーズに受け取ることができるサービスとして、menuは2018年に誕生しました。

翌年の2019年にはデリバリー業態に参入を決定しました。サービスインと共にコロナ禍に突入するようなタイミングとなりましたが、環境要因も後押しする形で順調に売り上げを伸ばし、現在は全国47都道府県に配達エリアを拡大しています。

menuアプリ運営メンバーとして私が本部長を務めるコミュニケーション本部は、取材対応や広報・PR業務のほか、ユーザーや配達員、店舗とコミュニケーションを取ってプロダクトや運営の改善に落とし込む「サービスコミュニケーション」の接点を担う部署です。

ーーサービスイン時はすでにデリバリー市場に競合がいたと思いますが、参入することを決めた理由は何でしょうか。

デリバリー市場自体の成長を感じていたことに加え、テイクアウトアプリでは受け取れなかった人にも料理を「届ける」ことで様々なお店を知ってもらえると思ったからです。

他の外資系サービスが既にある中で、デリバリーに参入するのは当然簡単なことではありませんでした。ただ、menuでは「他社との競争」ではなく「ユーザーの欲しいもの」を突き詰めることを大事にしています。

デリバリーを利用するユーザーにとって本質的になにが大事なのか、後発だからこそ実際に利用するユーザーの体験向上を追求しています。

「menu」にしかないもので「流行」を自ら発信していく

ーmenuが考えているターゲット層はどのような年齢・生活スタイルのユーザーでしょうか?

menuカラーの髪型とmenuマスクでインタビューに答える山敷さん

実は、基本的にはmenu全体としてターゲット層を絞っていません。広く色々なユーザーに使って欲しいと思っているからです。一方、menuは施策や機能ごとにターゲットを見据えて打ち出しています。

例えば、「お子様がいる家庭」に向けて注文時にガチャを楽しめる機能を搭載したり、20代から30代の男性に向けてコアファンがいるアニメキャラクターとのコラボを開催したり、一人でもちょっといいものを食べたいという方に向けてミシュラン獲得店の料理をお届けする「至高の名店」というコーナーを設けたりと、その施策は多岐にわたります。

老若男女かかわらず、施策ごとに色々な人が楽しめることを常に考えています。

ーーたしかに「ハラル」や「ヴィーガン」といったニッチカテゴリも充実していて、多様性やグローバル視点も織り込まれていると感じました。施策面で独自性がある部分やmenuならではの機能などはありますか?

ご指摘の通り、低糖質・ヴィーガン・ハラルなどの他であまり見ないカテゴリを配置・充実させることに注力しています。アプリ分析やユーザーへのヒアリングを通じて、アプリ内の検索を利用するユーザーが「見つかりにくいもの」を検索する傾向があることに気がついたからです。

他にない機能で便利だと評価が高いのは「コンボ注文」です。

デリバリーを頼む際、近隣店舗の注文をまとめてできる機能で「ちょっと飲み物も欲しい」「一緒に頼む人は違うお店のものが食べたそう」などのニーズに応えることができます。

私自身もデリバリーをよく利用する時に「このお店と、このお店の商品をまとめてもってきてくれたらなあ」と思うことが多々ありました。そういった「あったらいいな」をサービスに落とし込むことができて嬉しいです。

直近では「配達距離の拡大」に挑戦しています。今まで配達圏外だった店舗からもデリバリーを頼めるようになりましたので、家からは少し距離があるけど食べてみたいと思っていた有名店や行列店をぜひ利用してみていただければと思います。 

ーー受賞した「流行アプリ賞」はどのような施策がユーザーに刺さったのが理由だと見ていますか?

デリバリー市場自体を見ると、インドア志向の高まりや可処分時間の過ごし方の多様化が進んだ2020年は「フードデリバリー元年」でした。元々あるサービスは、このすでにフードデリバリー元年の中でもかなり成熟していて、認知や利用者も一定数いると思います。

その中で「menu」は、後発かつ国内のサービスであることに“自信”を持って、「今あるものを最高」と考えず常にアップデートしていった点が、すでに成熟し広まっていたデリバリー市場の中でも「流行」を生み出せた要因ではないかと思っています。

実際、最初の方で少し紹介したアニメコラボについても、menu独自のコンテンツとして楽しんでもらえるようIPやキャラごとの特性を楽しめるものを書き下ろしていただくなど、「どこで頼んでも同じもの」ではなくmenuだからこそできる「特別な体験」を意識しています。

SNS交流で、配達員目線でも潮流に沿ったサービスを作りこむ

流行アプリを受賞した背景について、優しい笑顔で応じてくれる山敷さん

ーーアプリの成長を加速させるため力を入れた広告面やプロモーション施策などあれば教えてください。

広告については、明確な指針があります。menuの広告に触れた人が住んでいるエリアで、アプリを使える状態を作るためのエリアターゲティングを大事にすることです。

 施策については、2021年4月にサービスを47都道府県に拡大しましたが、加盟店・配達員が担保されていることを重視してサービスのクオリティを担保するようにずっと心がけています。

また、TVCMを行なったことで、認知とともにサービスへの「信頼」も築けたと感じています。その結果、利用するユーザーはもちろん、デリバリーの要である配達員や加盟店も増えたのがアプリの成長の加速に寄与したと見ています。

ーー利用ユーザーはもちろん、配達員や加盟店が潤沢であることも重要ですね。サービスサイドではどんな施策を行なっていますか?

menuでは配達員向けの施策も多数行なっています。他社がやってなさそうな施策でいうと、配達員向けの「Twitter」活用です。menuはユーザー向けにTwitterなどのSNSで発信を行なっていますが、私たちは配達員に向けの「Twitterスペース」を作り、menu株式会社について知っていただくとともに働いている人や働きたいと思っている人との交流の場として活用しています。

menuのデリバリーに興味がある方々とmenuのコミュニケーション本部のメンバーに加え、menuのアプリ開発エンジニア、アプリ運営メンバーも積極的に交流し、そこで得た気付きを機能開発にまで活かしています。

ーーTwitterスペースで会社情報を発信・交換できるのは新しいですね。実際に何か採用されたアイデアなどはありますか?

はい、あります。Twitterスペースでの交流の中で、menuでは業務委託として働いていただいてるギグワーカーの配達員のみなさんから「即日で給料を引き出したい」「引き出し方法を選択したい」「電子決済へ送金してくれたらすぐに使えて嬉しい」といった給与振込に関する要望がいくつか上がりました。

そこで、即日の銀行振り込みを可能にすることや、モバイル決済・Kyashとの提携を行うことで、給料支払いまでのタイムラグや手数料を軽減することができました。

このように働き方に合わせたサービスにしていくことで、ユーザーはもちろん、「配達員」にもメリットのあるサービスになるようアップデートを行なっています。

配達可能エリアや配達可能なお店が増えることはユーザー目線でもメリットがあります。よりさまざまなエリアで「配達員」が働きたくなる仕組みや、「加盟店」が参画したくなる仕組みを常に考えて、いっそう「三方よし」の状態とすることを目指しています。

体験価値のアップデートを追求して、コンビニエンスなデリバリーを

ーー今後目指す「テイクアウト・デリバリー」アプリとしての展望を教えてください。

menuは「デリバリー」の価値を拡張していきたいです。

例えば、これまで個人の商店がそれぞれ個別に扱っていた「タバコ」「食料品」「生活用品」などの商品は、「コンビニエンスストア」ができたことで集約され、いつでも買えるようになりました。ATMや独自のスイーツ開発、イートインコーナーの設置、生鮮食品の取り扱いなど生活様式がアップデートされていく中で、コンビニもますます「便利」になっています。「コンビニエンスストア」というものの価値がどんどん広がっている形ですね。

コンビニがその価値を拡張してきたのと同様に、menuも「デリバリー」の価値を広げていきたいと考えています。

従来の“ハレの日”に利用することが多かった宅配・デリバリーというイメージや、食事のみを配達するという固定概念を払拭し、「デリバリー」で提供できる体験を増やすことが目標です。

社会インフラとしてさまざまな人の日常により組み込んで組み込めるよう、細かく張り巡らされた配送網を築いて「デリバリー」に求められている本質的な部分を大切にして成長していきたいです。

ーー最後に、menuを利用してくれているユーザー、これから利用するユーザーに向けてメッセージをお願いします。

menuでは、デリバリーで商品を提供するだけでなく、より生活が豊かに、便利になるようなサービスを目指しています。

日常的に楽しんで使えるアプリとして、また発見が生まれるアプリとして、検索機能や多くの店舗の中からよりシーンや好みに合ったものを「提案」できるパーソナライズド機能もどんどん強化しています。

後発の参入で国内企業だからこそ追求できる「ホスピタリティ」を持って、初めてデリバリーを使う人、よくデリバリーを使う人など、どんなユーザーにも「また利用したい」という体験を届けていきます。

左:menu株式会社 コミュニケーション本部、本部長 山敷 真さん
右:menu株式会社 取締役 二ノ宮悠大朗さん

熱狂アプリ部門受賞「menu」について 

menuは、スマホで食べたいメニューを事前注文・決済ができ、後はお店で受け取るだけのテイクアウト機能と、2020年4月より本格開始のデリバリー機能をご利用いただけるアプリです。あなたの身近なあのお店や、みんながよく知る有名店・人気店の味をご自宅で味わえます。

menu アプリ概要
展開エリア:47都道府県
加盟店舗数:約82,000店舗 ※2022年1月時点
アプリダウンロード料金:無料
アプリダウンロードURL:https://go.onelink.me/MWIV/e59d742b
対応OS:iOS/Android


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