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オンボーディングはどんなことをするの? フラーの新メンバー受け入れ対応・入社後一ヶ月間のOJT編

フラーでは、新しく入ってくださった方をしっかりお迎えするため、さまざまな工夫を凝らしたOJT制度を用意しています。
今回は、「フラーOJTの概要や設計思想」についてHRのメンバーに、そして「フラーOJTの実態」について、2020年3月に入社して実際にOJTを受けた新メンバーと、そのメンターを担当したメンバーに、話を聞いてきました。

なお、この記事は「フラーの新入社員受け入れ」後編です。前編はこちら↓

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坂詰 将也(さかつめ まさや)
プロフィール:2016年に長男誕生を機に新潟県内へUターン、翌年フラーに転職し新潟支社の立ち上げを担当。現在は人事として、採用やオンボーディングの設計・運用を担う。 ユメは、自分の住みたい場所で好きな仕事ができる世界を創ること。

━━フラーのOJTの概要を教えてください

坂詰:
まず、OJTの期間は基本的には入社日から1ヶ月間になります。

OJTを行う目的は、堅い表現をするなら、
1. 業務または会社知識・ルールにおける不安や悩みを解消する
2. 当社における必要な知識・スキルを身につけながら、フラーの文化を理解し会社に馴染む
となります。
もうすこし率直に言えば、「新しく入ってくださった方に、フラーで楽しく働いて欲しいので、そのためのサポートをさせていただく期間」です。

新メンバーさん個々人のOJT期間中の目標については、ご自身にメンターと話し合ってもらい、その上で適切なものを決めていただいています。
ただ、HRからまったくなにも提示しないわけではなく、
・業務スキル面
・関係構築面
・フラー知識面
の3軸を中心にして考えていただければ、という大枠はお伝えしています。

OJTですから、業務に必要なスキルを身につけるという意味で、『業務スキル面』の目標を決めるのはごく普通のことかなと思います。
それに加え、
・部署の垣根を超えてフラーメンバーと交流し、良い関係を築いていって、今後の仕事をしやすくなってほしい
という思いから『関係構築面』、
・フラーについての知識・文化を現メンバーへヒアリングしていくことで、フラーらしさを体感してほしい
という思いから『フラー知識面』についても、ぜひ目標を立てていただけたらとお願いしています。

新メンバーの方とメンター、どちらが主体になって目標を作るかはメンターの方に方針をお任せしています。それについては、HRから細かく指定するよりは、最適なところを現場で見つけていただくのがいいかなと。
良し悪しあるかとは思うのですが、現状はこのようにしています。いろいろご意見をいただきながら、随時改善していっています。

━━フラーのOJTで特徴的なことはなんですか?

現在のフラーで特徴的なのは、Slack上にOJTチャンネルを作成していることです。
新メンバーさん一人ひとりにつき、専用のチャンネルをひとつ作っています。ここにメンターやHRのメンバー、それから管理側の人間などが必ず入って、できる限りでサポートさせていただいています。

OJTチャンネルがあると、メンターとのやりとりの内容がメンターとご本人の間だけでクローズにはならず、他の人間も見られるようになります。OJTの内容がオープンになり、ログも残る。すると、新メンバーさんのこともメンターのことも、周りがよりフォローがしやすくなります。
これは、かなり重要なことだと思っています。
たとえば、ご本人もメンターも本社勤務で、そのやりとりがクローズでログも残らないとなると、新潟支社の人間は、新しく入ってきてくれた方がどんな状況にあるのかがわかりません。本社と支社を逆にしても、もちろんそうです。
それはやはり、あまりよくないことだとHRでは考えています。

このOJTチャンネルで新メンバーさんには、困っていることや相談事などを、気軽に投稿してもらっています。
もちろん、もろもろの質問を受け止める場としては、会社全体でも事業部ごとでも、そのためのチャンネルが別にあります。ただ、全社的に年々やはりメンバー数が増えていっているので、そんなチャンネルでは、たとえば会社や業界の基本的なことなどは、質問したくとも躊躇してしまう方もいらっしゃるかなと。
そこへいくと、その方専用のOJTチャンネルなら、わからないこともよりカジュアルに聞いていただけます。これについては今のところ、かなり機能している印象です。

また、このOJTチャンネルでは、毎日の日報も上げてもらっています。
それにより、業務日であればすくなくとも毎日必ず、このチャンネルはなにかしらの更新がありますよね。
活気のないチャンネルでは相談も質問もしづらいです。こういった仕組みを作ってなるべくアクティブにしようというのは、HRとしては意識して設計した仕様です。

それから、このOJTチャンネルの大きな特徴として、「入るべき人間は必ず招待しているが、それ以外のメンバーも自由に入れるようにしている」というものもあります。プライベートチャンネルにしていないので、入ろうと思えば誰でも入れる形です。

こうすると、上がった質問や日報について、メンターの方やHRのメンバー、管理側の人間だけでなく、いろいろなメンバーがスタンプだったりコメントだったりで反応を返したりするので、より明るい雰囲気だったり、親密な人間関係を築きやすくなります。
やりとりもよりオープンになるので、新メンバーさんやメンターさんが困っているかも、ということに周りが気づける可能性も上がります。
もちろん、あまりオープンにしたくないやりとりについては、他の適切な場でご相談していただくようにもしています。

新しく入ってくれた方のことも、その方の受け入れ業務を担当してくださるメンターのことも、会社全体としてしっかりフォローする。現在のフラーでは、心がけだけでなく、こうして仕組みを作ることでそれを実践するようにしています。
OJT制度の開始当初は、こういったチャンネルを作っていませんでした。その時と比べると、OJT制度そのものがかなりきちんと機能するようになった実感はありますね。

なお、OJT期間終了後は、必ずHR側で新メンバーの方にもメンターの方にもヒアリングをしています。このときは、率直なご意見をいただけるようひとりひとり個別にお聞きしています。
いろいろなフィードバックをいただけるので、それをもとにHR側で仕組みを改善したり、事業部側といろいろ相談をしたりして、より良いOJTを作れるよう随時改善を続けています。
実は、このチャンネル方式の仕組みも、こうしたヒアリングの結果からできています。以前に、メンターの方々にきちんとOJTのご説明ができなかったことが原因で、新入社員の方もメンターの方も不安にさせてしまっていたことがヒアリングで明らかになり、その反省から生まれました。

現在の形ももちろん完璧ではありませんし、人や会社の状況によって最適も違います。また、オンライン勤務の広まりによる勤務スタイルの変化や、各種ツールの進化、各職種に求められるスキルの移り変わりだったりで、状況は変わり続けています。なので、「これで完成」ということにはせず、引き続き率直にご意見をいただきながら、常に改善し続けていきたいです。

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ここからは、実際に2020年3月に入社してOJTを受けたメンバーと、そのメンターを担当したメンバーに、話を聞いていきます。

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2020年3月入社:松岡 和可奈(まつおか わかな)
プロフィール:
1982年生まれ、埼玉大学教養学部教養学科卒。大学卒業後からWebサイト制作に従事。前職では自社ECサイトや宅配買取サイトのディレクターを担当し、他社との協業プロジェクトにも参画。よりプロダクトの企画・開発に専念できる環境を求めて、2020年フラー株式会社に入社。

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担当メンター:伊藤 裕一(いとう ゆういち)
プロフィール:
1983年埼玉県川口市生まれ、東邦大学院物理学研究科宇宙・素粒子研究室修士課程卒。株式会社セックにて組み込み〜アプリエンジニア、プロジェクトマネージャーなど経験した後、株式会社ジモティーにジョイン。ジモティーにてエンジニアからディレクターに転向。もっと多彩な事業をグロースさせたいという思いから2019年9月にフラーへジョイン。スキーやキャンプといった趣味を双子の子どもたちと楽しむのが夢。

━━実際のOJTでは、どのようにして目標を決めましたか

松岡:
自分の場合はキャリアとビジョンがあった上でフラーに入ったので、目標についても、「こういう風にしたい」というものがありました。
なので、それをもとにメンターの伊藤さんとMTGなどをしながら、二人で固めていきました。

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(松岡のOJT期間中の目標)

私の場合、目標はKPIの管理というか、自分がこういう状態になりたいというものをまとめました。
アクションリストは、そのための具体的な行動です。ただ、当初作ったものは伊藤さんと相談していく中で「ちょっと細かすぎて動きづらいかもね」という話になったので、もうすこし大きなスケールに変えたりしました。

━━OJTを行う中で、メンターとして工夫したところはどこですか?

伊藤:
まず前提として、OJTにおいて最重要だと思っているのは「新しいメンバーの方が、フラーで気持ちよく働ける状態にする」ということ。動きやすい、働きやすい状態にしたいと思っています。

松岡さんについては、お話をする中で「ちょっと引っ込み思案かも」ということをお聞きしました。
なので、この期間にいろいろなメンバーと話してみてもらいたいなと思いました。

フラーのOJTには、ヒアリングマラソンというものがあります。これは、メンター以外の社内のさまざまメンバーと、1on1でいろいろ話をしてきてもらうというメニューです。
通常は5人なのですが、松岡さんについては、最終的に計10人の方に話を聞いてきていただきました。人選についても部署や職種が異なるメンバーをラインナップするなど、なるべく意味のあるものになるよう工夫したつもりです。

松岡:
OJT期間に多くの方のヒアリングができて、とてもよかったと思っています。
最初の5名はそれぞれがさまざまな部署の方たちで、話をすることでフラーの全体像を把握することができました。
こちらからのリクエストも聞いていただけて、アプリ開発に興味のある企業さんについて話を聞きたいとお願いしたら、営業職として実際に多数のクライアントとやり取りをしている優秀な若手の方にお話を聞けました。

後半の5名は、自分の配属された部署である共創スタジオの方が中心。共創スタジオがどんなスタイルで仕事をしているところなのか、生の声で知れてよかったです。
また、私はディレクターとしてWeb関連での経歴は長いのですが、アプリ開発となるとまだ知識が浅いので、そういった意味でもいろいろ話を聞けたのは助かりました。

━━ヒアリングマラソンで、特に印象に残っている話はありますか?

松岡:
私は必ず、「楽しかったお仕事」と「たいへんだったこと」を聞くようにしています。
その後者について、アプリ開発に関わる方々からリリース前のストア審査におけるリジェクトリスクについていろいろと話を聞けたのは、特にとても勉強になりました。Web開発には存在しない、アプリ開発をメインにしている共創スタジオならではのポイントだったので。

また、コーポレート本部長をされている方と「どういう会社にしたいか、それにはどんな福利厚生が必要か」「いい会社ってなんだろう」という話をできたのも印象的でした。
オススメの福利厚生はなんですか、と聞いたら、休憩室に置いてあるパックのご飯やお味噌汁などの食料を教えていただけました。「会社に通っている間、メンバーがなるべくお金を使わないですむといい」「仕事する上で生活の心配をして欲しくない」とのことで。
それから、お互いフラーの中ではちょっと年上組ということで、若い方に負けず新しいシステムにどんどん慣れていかないとね、みたいな話もしました(笑)

━━メンターとの1on1はいかがでしたか?

松岡:
定期的に対面で話せるのは、とてもよかったです。その際は、必ず「何か困ってることないですか?」と聞いていただけたのが嬉しくありがたかったです。
伊藤さんは担当されている案件の関係でお忙しかったこともあり、必ずしも頻度的には多くはなかったのですが、それは最初からわかっていました。
そこで役立ったのがOJTチャンネルです。ここに普段から細かくいろいろなことを書き込んでおいて、それを伊藤さんにお手隙のときに見ていただくことで、事前に「お互いどんなことを話したいか」を想定でき、回数的には多く取れない1on1の機会をより有意義なものにできたと思っています。

━━そのOJTチャンネルについてはいかがでしたか?

松岡:
OJTチャンネルでは、ほんとうにいろいろなことを書いたり聞いたりしました。
最初は自分のメモ代わりくらいの気持ちで書いていたのですが、見てくださっていた方々からたくさんの反応をいただいてびっくりしました!

伊藤:
松岡さんのOJTチャンネルは、最終的にはたぶん、20人くらいいたと思います。入るべきだからと招待されて入ったのはそのうち数人で、それ以外は、自主的に様子を見にきてくれたメンバーたちです。

松岡:
最後の方はせっかくなので、たくさんの人が見てくれているのを前提に、色々質問したりしました。
OJTチャンネルにさまざまな人が入ってくれ、いろいろ見てくれたり書き込んでくれるのは、とてもありがたかったです。みなさんのお名前とポジションを覚えることができたのもよかったかなと。

伊藤:
ちなみに、OJTチャンネルにも上げていただいている日報について、共創スタジオでは業務内容の報告よりもむしろ、自由に書いてもらっている「今日のひと言」を重要視しています。そこにこそ、その人の今の状態が出るので。
特に、フラーCOOで共創スタジオ代表の山﨑は、メンバーの書くひと言にとても丁寧なコメントを書くようにしていて、あれはすごいなと思います。

━━今回のOJTをやってみていかがでしたか?

伊藤:
まず、松岡さんが、ていねいにきっちりメモを取られる姿の印象的な「ちゃんとした方」だとわかりました。ほんとうにとてもていねいに取ってくださっていたので、クライアントとのMTG議事録などの作成においても、全幅の信頼を置いています。

また、OJTの期間中に「ジョインしていただくのはここらへんのプロジェクトですね」という話をしたら、すぐにそれについての関連事例などを調べてまとめてくれました。他にも、スクラムについて紹介したらさっそく本を読んだりネットで調べたりして、資料をまとめてくれたり。
「調査とそのアウトプットの上手さ」が頭抜けていますね。そういうことを知れたのもよかった。おかげで、部署内のLTという形で、メンバーのみんなに松岡さんのその辺りのスキルを紹介することもできました。

それから、OJTのメンターをやっていて「とても良いな、ありがたいな」と思うのは、周りのメンバーの温かいサポート。
私は今回メインのメンターでしたが、他にサブメンターとして手伝ってくれたメンバーもいて、私の手がどうしても回らないときなど、いろいろフォローしてくれて助かりました。
OJT期間中にどれだけ他の人たちと関われるかはかなり重要だと思っているので、濃く関われる人が少なくとも二人いたのはすごくいいことだったと思います。
また、OJTだけでなく、共創スタジオは組織全体として新しく入ってきたメンバーへのサポートが手厚いです。いろんなメンバーが、新しく入った方と積極的に一緒にご飯行ったり、なにかと声をかけたりしてくれます。みんなで支えている印象ですね。ここは、「さすが共創だな」と思っています。共創という組織としてとても大事にしている価値観のひとつです。

松岡:
サブメンターの方に助けていただけたところは大きかったです。本を紹介してもらったり、わからないところを聞けたり。
周囲の人たちの温かさも印象的でした。いろいろ声をかけてくださって、安心感がありました。
また、共創スタジオ代表の山﨑さんや副代表の林さんといった、特に忙しい立場にいるはずの方々も積極的に声をかけてくださったのには、正直ちょっと驚きました。

━━OJT期間中、職場環境についてはいかがでしたか?

松岡:
3月は基本的に出社して仕事をしましたが、事業部として当初から運用していた「リモート推奨日」だけリモートを試してみました。

リモート勤務は、家事との相性が良くて助かりましたね。
現代の家事って、たとえば洗濯するとかそれを干すとかなどの、最初に何かしたら後はほったらかしで良い、みたいなものもいくつかはあります。でも、だったら家にいなくてもいいかというとそういうわけでもなくて、洗濯ものでいえば、もし雨が降ってしまったら取り込まなければいけないわけです。何かやらなきゃいけないわけじゃないけど、もし何かあったら対応しなきゃいけない、そんなタイプの現代的な家事をこなすのに、家で仕事できるのは良いですね。衝撃的な楽さです。

また、リモート勤務は初だったので、今までの人生ではじめて、通勤通学から解放されました。これもうれしいですね。

ただ、4月からは世間の事情的にいきなりフルリモートになったので、さすがに戸惑うところはありました。もちろん、状況が状況だったので、フルリモートは適切な判断だったと思います。

伊藤:
フルリモートでのOJTは困難な部分がいくつかあります。
メンターとの1on1は毎日できますが、他のメンバーと話すことが難しい。話したことのない同僚に、気軽にちょっと声をかけてみる……なんてことが、リモートになるととたんにハードルが上がってしまいます。新しく入ってくれた方にとっては、OJTに直接関わるメンバー以外のことを知る機会が、一気になくなる形です。それはやっぱり、厳しいですよね。
なので最近は、差し支えのない範囲で、稼働中のプロジェクトで毎日やっている定例MTGに参加してもらうなど、なるべく多くのメンバーと交流が取りやすくなるように工夫しています。

━━入社してみて、フラーについて印象的なことは何かありましたか?

松岡:
以前もSlackのようなツールを使うことはあったのですが、ルールがすごくガチガチなことが多くて。比べると、フラーは良い意味で自由なところが多い印象です。わからないことがあっても、Slackで聞けば誰か答えてくれる安心感なんか、とても良いですね。
なかなか対面で聞きづらい、みたいな状況も、Slackがうまく補完していると思います。

月一○○会(注1)も、自分にとってとても良いアイスブレイクになったと思います。違う部署の方達ともいろいろ話せました。
フラーは話し上手な方が多くて、とても楽しい時間を過ごせます。みんながお酒を持ち寄ったりするところも素敵ですね。
今まで経験した職場の親睦会の中でも、フラーの月一○○会が気安さでは一番かなと思っています。今までの会社だと「必ず参加しなきゃいけない」とかでなんとなく堅くなるところがあったんですが、フラーは自由参加なので、その点気軽で良いですね。

(注1)月一○○会……月に一回行われる、全メンバー自由参加のオフィスでの親睦会。

月次報告会も印象的でした。
私はフラーが5社目くらいですが、全社員がいる中であそこまで経営方針や経営状態について話している場は今までなかったです。
もちろん会社の規模感などにもよるので、それが絶対に良いというわけではないと思いますが、ベンチャーにおいてはモチベーションに繋がるのでとても良いと思います。
また、月次報告会に参加するみんなが、基本的に楽しそうにしているのも印象的です。

伊藤:
共創スタジオの月次報告会では組織の話やプロジェクトの進捗のような話もしますが、なるべくメンバーの動きにフォーカスするようにしていて、みんなが頑張ってくれているから共創スタジオは前進していけている、ということを感じてもらえるように意識しています。
共創は「明日も来たくなる場所」であることを目指しています。みんなが楽しく、プロとしてアウトプットし、成長できる場で在れるようにと。それが月次報告会でのみんなの様子にも現れているのかな、と思います。

松岡:
経営関係の話題にしても、お金を一番にして話しているわけではなく、「今やっていることが会社にどんなプラスになるのか」をベースに話されている印象です。
会社の状況をわかりやすく率直に教えてもらえるのは、勤める上での安心感に繋がりますね。

━━OJTについて、何か改善した方が良いと思うことはありますか?

松岡:
新メンバーのキャリアがどれくらいあるかにもよってきますが、自分の場合は、OJT期間中にもお仕事をもっと振っていただいても大丈夫だったかなとは思います。みなさんがお忙しい中、もうちょっとお手伝いできたかもなと。
ただ、新人にどこまでの仕事を振れるかはお互い手探りになるので、難しいですよね。

伊藤:
その点に関していえば、フラーとして、クライアントへのアウトプットの質の管理をもっとチーム内の仕組みとして確立できれば、より適切に仕事を振れるようになるかなとは思います。

また、ディレクターについてはまだ3月時点では職種としてのロードマップがなかったのですが、最近「フラーのディレクターってこうだよね」ということが言語化できてきました。なので、これからどんどん整備できると思います。

━━今回のOJTを終え、今後はどのようにお仕事をしていきたいですか

松岡:
まずはやはり、伊藤さんをはじめ、すでに活躍されているディレクターの方々のように、しっかりと自分の案件を持ちたいです。
伊藤さんはすごくバランスのある方。個人的には、ディレクターって得意不得意がはっきりしている人が多いと思っているのですが、伊藤さんは技術の話もできるし、お客さまとコミュニケーションを取るのも上手い。そういうところを、これからどんどん吸収していきたいです。

━━これからのOJTをどのようにしていきたいですか

伊藤:
ブレない考えとして、「入ってきてくれたメンバーに合わせたやり方をしていく」ことは、持ち続けていきたいです。
テンプレ作ってそれで終わり、じゃなくて、一人ひとりに合わせていろいろ調整し、なるべく短期間でその人がフラーにフィットできて、どんどんコミットしていけるような、有意義なOJTをやっていきたいです。


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以上、「フラーの新入社員受け入れ」後編でした。

フラーでは、新メンバーを随時お迎え中。ご興味お持ちいただけましたら、こちら↓のページからお気軽にご連絡ください!


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