「TBS NEWS DIG Powered by JNN」がアプリのデータを見続ける理由[App Ape活用事例]
株式会社TBSテレビは、ニュース・防災アプリ「TBS NEWS DIG Powered by JNN」の成長や意思決定に役立てるためアプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を積極的に活用しています。
ニュースアプリ市場全体の動向を把握するために、競合アプリの動きをモニタリングしているほか、アプリの成長に寄与する重要指標を日々分析。適切な意思決定を行うためのデータベースの一つとしてApp Apeを活用しています。
テレビ局におけるアプリの重要性とデータの価値について、長年報道の現場で勤務したのちにアプリの企画・開発の担当者となった赤川様に聞きました。(以下、敬称略)
一体感を大切にアプリを運営
ーー「TBS NEWS DIG」はどんなアプリですか?
赤川:TBSテレビをキー局とするJNN系列28局のニュース・防災情報を分かりやすく届けるアプリです。
TBS NEWS DIGはアプリだけではなく、ウェブやYouTubeなどにもコンテンツを発信しています。テレビ放送という強力な情報伝達手段がある中、別軸の多様なデジタルを駆使してニュースを届けることで、JNN全体の価値を高めるのが1つの大きな役割です。
中でも、あらゆる世代に浸透したスマホは大切なインフラであると考えています。スマホアプリを通じてニュースや防災情報をより広く伝えられるよう、JNNのチーム全体でアプリを作っていくのだという一体感を大事にしながら開発をしています。
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ーーアプリの開発や運営にはどのような面白さがありますか?
赤川:アプリは新たな取り組みをしたときに、ユーザーの反応がデータでリアルに見られるのが面白いですね。
小さなチームでアプリに取り組んでいるということもありますが、開発の方向性について自由に意見し合ったり、開発に対する意思決定が早かったり、私たちチームメンバーの手がアプリの隅々まで届くような感覚があります。
テレビではもっと大きなチームで仕事をすることが多いので、アプリ・デジタルならではの面白さを感じています。
ーーアプリを運営する中で一番注視している指標は何ですか?
赤川:今はやはり月間利用者数(MAU)を重要視しています。ユーザー規模を捉える上で一番わかりやすい指標ですよね。
TBS NEWS DIGアプリは、昨年10月の本格スタートから1年も経っていないので、まだ踏み込む段階でないと考えていますが、指標としてはリテンションも気にしています。
無理にユーザーを獲得しすぎて一時的にインストールが増えても、そこから獲得できたユーザーの定着は難しいと思っています。一度ユーザーがアプリをアンインストールすると、ほぼユーザーとして戻って来てもらえないですよね。
そういうこともあって、いまの段階ではまずニュースをしっかり伝えていく土台を作るということを意識しています。
アプリのデータから市場やトレンドが浮かび上がる
ーーアプリ運営を行う中で、App Apeのデータはどのように活用していますか?
赤川:アプリ比較の機能をよく使っています。
比較対象のアプリをいくつか登録し、自社と他社アプリの変化を中心に見ています。
例えば、ニュースアプリの市場全体の動向を把握するために、ニュースアプリカテゴリの利用ユーザー数ランキングを定期的に見ています。
また、月間利用者数(MAU)・週間利用者数(WAU)・日間利用者数(DAU)・時間別利用者数(HAU)を一通り見て、アプリごとにユーザー数がどのように変化しているかを確認しています。
特に時間別利用者数(HAU)は、ニュースを見る人のリアルな動きを想像するのに役立ちます。「新聞系アプリはやっぱり朝に強いよな」とか、そういうことをデータを見ながら考えています。
ニュースアプリに限らず、別のジャンルのアプリも幅広くデータを確認するようにしています。
メディアで紹介されたアプリや、人との会話の中で聞いたアプリをApp Apeで検索してみて「へえ、こういうアプリが人気なんだ」とか「こういうユーザー層に支持されているんだ」などと参考にしたりしていますね。
アプリのデータをたくさん見ることで、世の中やアプリ全体のトレンドのようなものがふわっと浮かび上がってきますよね。そういった視点でデータを幅広く見るようにしています。
App Apeは「アプリの天気予報」
ーーニュースアプリを運営する中で、App Apeを含むサードパーティのデータを使う価値はどこにあるのでしょうか?
赤川:一番大きいのは「同じ目線で各アプリのデータを比較できる」ということです。
自社データだけではTBS NEWS DIGアプリがどのような立ち位置にいるのか把握するのは困難です。
市場全体が沈んでる中で自社の数値が伸びているのか、逆に市場全体が盛り上がってる中で自社が伸び悩んでいるのかなど、周りの状況で評価が大きく異なるからです。
私たちが持ってる生データと、App Apeで手に入るデータの差異などを踏まえて初めて自分たちのアプリに対する冷静な判断ができると思っています。
アプリの担当チームだけでなく、TBSや系列テレビ局のメンバーなど、様々な立場の関係者にアプリの状況や、ニュースアプリ市場の動向を説明をしていく際にも、目線を揃えたデータはとても重要です。
ーー実際のApp Apeのデータは、いつどのように見ていますか?
赤川:会社にいるときはPCを開いてデータを見ていますが、最近は通勤中の電車の中でスマホからアクセスしています。
App Apeって実はスマホでも見やすいんだと気づいてからは、もっぱらスマホでデータを見ることが多いです。スマホで見るのが便利というのは、もっと早く知りたかったです(笑)。
ーーApp Apeのカスタマーサクセスやフォロー体制につきましてはいかがでしょうか?
赤川:気軽に質問しやすい雰囲気が一番ですね。
単なる質問だけでなく「こういう風なことをしたいんだけど」といった相談を気軽に投げかけられるのは助かっています。
こういったサポートがないと日常的にデータを見る習慣は付かなかったかもしれません。ありがたいですね。
ーー赤川さんにとって、App Apeはどんなサービスですか?
赤川:一言で表すと“アプリの天気予報”みたいなものですね。
日常的にアクセスして気軽にアプリのデータに触れることができますし、数値がいい時も悪い時もどういう状況かが分かりやすくて学びがあるサービスです。アプリの成長に責任を持つ人は持っておきたいサービスではないでしょうか。
TBS NEWS DIGアプリでやりたいことは沢山ありますが、まずはJNNのニュースや防災情報をデジタルの世界でもしっかりと届けられる基盤となるところまでアプリを成長させることが今の目標です。
そのためにもApp Apeのデータを生かし、より良いアプリ開発と運営をしていきたいです。
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