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アルビレックス新潟J1昇格、そしてJ2優勝。地域の企業が地元のスポーツチームを応援する本当の価値

サッカーJ2のアルビレックス新潟がレギュラーシーズンで優勝するとともに、悲願のJ1昇格を果たしました。

フラーは2020年9月にオフィシャルクラブパートナー契約を結び、地元・新潟の企業としてアルビレックス新潟を応援。“当事者意識”を強く持ちながらチームに寄り添い、ともに優勝まで歩んできました。

フラーはなぜ、地元のスポーツチームであるアルビを応援するのでしょうか。オフィシャルクラブパートナーを務めることでどんな価値が生まれているのでしょうか。

アルビと地域をつなぐキーパーソンとフラー会長の渋谷が語りました。
(敬称略、対談はフラー新潟本社で10月25日実施、編集:日影耕造、撮影:今井達也)※撮影の際にマスクを外しました

株式会社アルビレックス新潟 営業部 マネージャー
野澤洋輔(のざわ・ようすけ) 
1979年生。静岡県出身。日本大学三島高等学校を卒業後、清水エルパルスの一員としてプロサッカー選手のキャリアをスタート。2000年にアルビレックス新潟に入団。2008年まで9年間新潟に在籍。その後他クラブへの移籍を経て、2015年〜2018年にはアルビレックス新潟シンガポールでプレー。2019年、現役選手としてアルビレックス新潟に復帰。惜しまれつつもその年で現役を引退し2020年よりアルビレックス新潟営業部として働く。その他にもテレビやラジオ出演など活躍は幅広い。

フラー株式会社 代表取締役会長
渋谷修太(しぶや・しゅうた)
1988年生。新潟県出身。国立長岡工業高等専門学校卒業後、筑波大学理工学群社会工学類へ編入学。グリー株式会社を経て、2011年11月フラー株式会社を創業、代表取締役に就任。2016年には、世界有数の経済誌であるForbesにより30歳未満の重要人物「30アンダー30」に選出される。 2020年6月、故郷の新潟へUターン移住。2020年9月、新潟ベンチャー協会代表理事に選任。2020年10月、長岡高専客員教授に就任。2021年12月、EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2021ジャパン受賞。2022年2月、初の著書「友達経営」を出版。ユメは世界一ヒトを惹きつける会社を創ること。

リラックスして見ることができたホーム最終戦

渋谷:J1昇格、そしてJ2優勝おめでとうございます!

野澤:ありがとうございます!フラーさんからはホーム最終戦でJ1昇格とJ2優勝と二つもお祝いのお花をいただきました。本当に嬉しい限りです。

渋谷:こちらこそありがとうございます!何と言っても僕はJ2優勝がかかった最終戦の一つ前の対ヴェルディ戦を見に行って優勝が決まらなかったのを目の当たりにした一人なので(笑)。「ここで決まらんのかい!」と思ったら、翌日に2位の​​横浜FCが負けてアルビの優勝が確定しましたから(笑)。

野澤:なかなか思うようにはいかないものですよね(笑)。でも、J1昇格はもちろん素晴らしいことですし、勝ってJ2優勝を決めるという風にはいかなかったですけど最終節でしっかり勝利しましたし…!

渋谷:たしかに!一番ドキドキしたのはJ1昇格を決めた10月8日の対ベガルタ仙台のホーム戦でしたね。あの時は本当に泣きました。2点目が決まった時にうるっときて、3点目で完全に涙腺崩壊でした(笑)。

渋谷:パートナー企業になって3年目に入ったわけですが、年を追うごとにチームへの思い入れは強くなっています。選手とも話をするようになって、オフィスにも遊びに来てくれるようになって、どんどん気持ちが入っていって…。そんな中でのJ1昇格とJ2優勝だけに、感慨深さが違うなあと思います。

渋谷:こうして一緒に昇っていけたのがラッキーだと思いますし、そういうチームを応援させていただくこと自体がやっぱりないことなので、純粋にこんなシーンに巡り会えて幸運だなと思います。

野澤:本当にみんなサポーターひとりひとりにそれぞれいろいろな思いがあって、それがアルビによって一つになって。そういう意味でアルビは本当に特別な場所ですね。

渋谷:野澤さんは選手ではない立場で最終節を迎えて、どんなお気持ちでしたか?

野澤:実は、あの光景は僕も初めてだったんですよ。2003年にJ1昇格を決めた時は最終戦で(昇格が)決まったので、スタジアムにすでに試合前からあんなにたくさんお祝いの花が届いている状態ではなかったんですね。

スタジアムに飾られた祝J2優勝の花束

渋谷:あ!そうか!

野澤:J1昇格・J2優勝を早々に決めていたからこそ、あんなに華やかな最終戦だったわけです。選手もそういった喜びや思いを噛み締めながら試合に臨んだと思います。

渋谷:たしかに!そう言った意味では選手たちにとっても最終戦に多くの人が祝福する様子をスタジアムで最初からたくさん見れるというのも良いですね。パートナー企業も一緒で、昇格・優勝の喜びを感じながら見るなんとも感慨深い試合でした。ある意味すごく落ち着いて試合を見ることができました(笑)

野澤:たしかに、リラックスして見ることができましたね(笑)。

二人が選ぶMVPは…?

渋谷:野澤さんが選ぶ今年のMVPはやはり最少失点のGK小島亨介選手ですか?

野澤:そうですね。小島選手はこの1年でものすごく成長したと思うんですよ。キーパーというのは守りという役割ゆえに、ここをもうちょっと頑張ったら負けなかったかもしれないという“減点評価”の面がどうしても大きいのですが、小島選手の場合、ここを止めたからチームが勝ったという勝利に貢献した加点の部分がものすごく今年はあったと思うんです。そういう意味でも個人的にはMVPですね。渋谷さんは誰がMVPですか?

渋谷:めちゃめちゃ悩みますね(笑)。まずは伊藤涼太郎選手が1年を通じてプレイする中で新潟の選手になったなと思います。高木善朗選手が怪我で離脱しましたが、そこで伊藤選手がいなかったらチームはここまで来られなかったでしょうし、そういう意味でMVPかなと思う一方で、最終節は三戸舜介選手がゴールを決めたし、もちろん苦楽を共にしてきた選手全員の姿もすごく脳裏に焼き付いていますし。

野澤:長年苦楽を共にしてきた、そういう意味では、やっぱりMVPは力蔵さん(松橋力蔵監督)ですかね?

渋谷:もちろんです!本当に監督・選手含めてみんながヒーローですね。日替わりヒーローとでもいいますか、1年を通じて毎試合のようにヒーローが生まれて、誰か一人にしぼりきれないという状況自体が本当に嬉しいなと思います。

渋谷:ちなみに、僕がいつも着ているのはこの島田譲選手のサイン入りユニフォームなのですが、島田選手は試合はもちろんのこと、精力的に外に出向いて新潟のさまざまな方々とコミュニケーションをとっているんですね。

そんな姿に惹かれて他の選手にも良い波及効果があったりと本当に素晴らしいなと思います。そんな感謝の思いを込めて毎回僕は島田選手のユニフォームを着ているんです。

野澤:地域やサポーターとのコミュニケーションやコミュニティーへの貢献という点で本当にMVPですね。営業としても本当にありがたいですし、サポーターを増やすというところにすごく貢献してくれていると思います。

渋谷:もちろん選手は試合や練習が一番大事ですけれども、時間が許す限りそういった地域やサポーター、パートナー企業との交流の部分で関わってもらえたらすごく嬉しいですね。

そういう意味で僕は島田選手だけでなく、キャプテンをはじめ多くの選手が積極的にパートナー企業と関わってくれていることに本当に感謝しています。全員にパートナー企業賞を贈りたい気持ちです。

野澤:パートナー企業賞、ファン感謝デーに入れておけばよかったな…(笑)。

立場が変わり「思いの部分がよく分かるように」

ーー今シーズンで一番印象に残っている試合やシーンはありますか?

渋谷:正直、本当にいろいろなシーンが思い浮かんで選びきれないのですが、やはりホームで10連勝してどんどん盛り上がっていく過程は記憶に強く残っていますね。

ホームゲームではパートナー企業の名前を冠したサンクスデーがいくつかあって、10連勝目が越後薬草さんのサンクスデーだったんですね。ここで連勝が途切れたらどうしようという謎のプレッシャーがあって、その緊張感たるや(笑)。あの時のパートナー企業の関係者の緊張感と盛り上がりは特に記憶に残っています。

野澤:試合は0対0のまま終盤にもつれ込んで、そこで1点あげてアルビが勝利しましたね。あの時はサンクスデーの勝利のバトンが渡せなかったらどうしようという謎の緊迫感がありましたよね(笑)。

渋谷:アルビがホームで勝ち続けて、試合を追うごとにお客さんがどんどん増えていく様子をリアルタイムで目の当たりにすることができました。地元の企業が地域のスポーツチームを応援する価値は、こういうダイナミックな変化や成長を感じて、選手や地域の皆さんと共に分かち合えることだなと思いました。

渋谷:そこで生まれる盛り上がりは地域の一体感につながりますし、チームを応援する企業という形で僕たちフラーもさまざまなお客様や地域の方々との接点が生まれます。

スポンサードというのは費用対効果はもちろん重要なんですけれども、そこだけでは決して測れない、でもパートナー企業にならないと絶対に得られない価値があると特にこの1年を通じて思いました。

実際、アルビをきっかけにスタジアムや街でサポーターの皆さんが声をかけてくれるようになりましたし、アルビをきっかけにフラーの存在を知ったという社員ももちろんいますし、それはアルビの観客動員数にも出ていますけど、本当に愛されているチームだなと感じます。

渋谷:J1昇格を決めた日も、ホーム最終戦の23日も、どちらも新潟の街で祝杯をあげたのですが、道ゆく人が皆歓喜でしたね!オレンジの人がいたら老若男女問わずみんなで「おめでとう!!!」って声をかけあって。あんな新潟の街の姿は初めて見ましたね。道ゆく人たちの顔がみんな明るくて、すごい光景だなと思いました。

会社として、地域の当事者としてそういうチームを応援できるというのがめちゃめちゃ面白いしレアな体験だなと思いますね。

ーー野澤さんは選手としてアルビに関わってきましたが、チームを営業として支える立場になった今、どんなものが見えますか?

野澤:やはり自分が当時選手だった頃はパートナー企業、当時はスポンサー企業と呼んでいましたが、もちろん支えてもらっているなという感謝はありますけれど、選手としてチームに貢献する部分が最も重要な役割なので、どうしてもパートナー企業一つ一つの姿が見えにくい部分はありました。

でも、こうして営業としてパートナー企業のみなさんとお話をする中で、本当に一社一社、一人一人さまざまな思いでアルビを応援してくれているんだという思いの部分がより見えるようになりました。

この思いを今度はより多くのサポーターの皆さんにも伝えていきたいですし、それが選手上がりでアルビに関わり続ける自分にできることだと今は思っています。

アルビは地域の“元気指数”

ーーフラーを含めて、地元の企業が地元のスポーツチームをサポートする価値や意義はどんなところになるのでしょうか?

渋谷:先ほどお話ししたチームの成長や変化を当事者として体感しながら地域の盛り上がりに貢献することに加えて、地域との結びつきを生かした広がりのある取り組みができることに大きな価値や意義があると僕は感じています。

新潟にはJ1昇格でハッピーターン10年分を贈った亀田製菓さんのように、地元のサッカーチームを何十年も応援している素晴らしい企業がたくさんあります。

渋谷:また、最近は野澤さんをはじめとする営業の皆さんのご努力でスタートアップのリペリアプロッセルといった新たなパートナー企業も増えています。

地域に長年根ざす企業と新しい企業がアルビをキーワードに集い、総和でアルビを盛り上げる企業が増えている形です。

これはチームにとっても地域経済にとっても大きな価値ですし、僕はアルビの盛り上がり自体が地域の“元気指数”になるとすら思っています。

渋谷:また、スポーツチームには企業間を結びつけ、コラボレーションやビジネスなど新たな取り組みを促す触媒・橋渡し的な役割もあると思うのですが、アルビはその役割が特に強いんです。

若いスタートアップ企業から長年のパートナー企業である老舗企業まで、県内のさまざまな産業で活躍する企業が結びつく場として、アルビは地域全体に大きな波及効果を生み出していると思います。

そういう意味でサポーターに向いていない企業というのはないんじゃないかなと思うのですが、野澤さんはどう思いますか?

野澤:まさにおっしゃる通りです。営業を手がける中でもアルビのスポンサードに向いていない企業はないなと実感しています。

BtoCのビジネスであれば、抜群の認知度を生かしてPR・露出ができます。BtoCのビジネスの具体的な商品の販売面などで価値が発揮できます。

BtoB企業にとっても大きな価値があります。一般の方々への認知度向上が難しいところをアルビレックスの試合を含む様々な機会と絡めて発信や露出をすることで知ってもらい、大きな価値を生み出すことができるからです。

渋谷:フラーもBtoBの会社で直接個人のお客様に何かを売ったりサービスを提供したりしているわけではありませんが、スポンサードが事業にさまざまな面で大きく貢献しているのをやはり感じています。

わかりやすい事例は、何と言っても「採用」です。フラー自体の認知はもちろんのこと、転職や新卒の就職活動といったシーンで親や家族を含む信頼感が圧倒的に高まりました。営業面でもアルビレックスへのスポンサードをきっかけにパートナー企業が交流して商談や連携などの機会が増えたりしています。

また、ちょっと視点は違いますが、今年の2月に僕は「友達経営」という本を出版したのですが、実はサポーターのみなさんにたくさんご購入いただきました。BtoBであっても企業の努力・知恵の絞り出し方次第で面白いことがたくさんできるんじゃないかなと思います。

このようにフラーのようなBtoB企業ですら価値を実感しているのですから、BtoCビジネスの会社を見ると、メリットだらけなのに何でパートナーにならないんだろうとすら思ってしまいます(笑)。

野澤:地元のスポーツチームを応援する大きな価値のひとつとして、会社や組織のインナーに与えるポジティブな影響もやはり大きいと思います。

パートナー企業の経営者の皆さんにお話を聞くと、当初は売上増や露出増といった事業にダイレクトに効くものに価値を感じてサポーター契約を締結していただくんですね。これは企業としてごく当たり前の感覚です。

でも、時間が経つにつれ、「社内でアルビを応援するサポーターが増えて、応援するモチベーションが上がって、やがて社内のメンバーが喜んでいる姿が増える様子が何より一番嬉しい」という声が、実はすごく多くなっていくのです。

渋谷:たしかにそれはありますね!ビジネス的には費用対効果とか当然色々考えなければいけないんですけれども、実際に社員のエンゲージメントが高まる様子を目の当たりにした自分としても、年数が経てば経つほど「ああ、応援して良かったなあ」と思うようになりましたね。

仲間が増えればチームも強くなる

ーーアルビというチームとサポート企業がこれまで以上にシナジーを発揮するにはどうしたら良いでしょうか?

渋谷:つい先日、越後薬草さんが手がけるアルビJ1昇格記念限定ジンがものすごい勢いで売れているというお話を聞きました。企業とアルビのコラボや商品開発、地域貢献など様々な形の連携を事例として発信して共有できれば、どんなメリットや相乗効果があるのかより多くの人に伝わって、結果としてアルビも地域も盛り上がるきっかけになるんじゃないかなと思います。

実は、試合のハーフタイムなどで、スタジアムに集まったパートナー企業同士はかなり積極的に話をしたり交流をしたりしているんです。

そういうところで生まれるコミュニティーの盛り上がりや実際のビジネスへの波及効果はすぐに計測できる効果ではないのですが、間接効果として中長期の視点で確実に効いてきますし、最終的には事業の伸長や新潟の発展につながっていくと確信しています。

そういったなかなか目に見えないところの価値をSNSなどさまざまな形でもっと発信しても良いかもしれませんね。

あとは、J1をはじめとする他のクラブのスポンサードのメニューや各地域で展開している特徴ある取り組みについて、あらためて情報収集して分析して、アルビなりにできることについて、このJ1に昇格するタイミングだからこそ考える必要があるかなと!

野澤:渋谷さんのように直接当事者から語ってもらうのが一番心に響きますね。パートナー企業としてアルビを支えていただくことはチームの元気につながり、サポーターの元気につながり、最終的には新潟のまちづくりや地域貢献につながります。

そういった意味で、チームとパートナー企業のどちらかが主導するのではなくて、お互いに一緒になってやって行けたらいいですね。

渋谷:はい!パートナーが増えることで既存のパートナーにとってもメリットが大きくなるはずです。数が増えれば資金もつくし、それに準じてチームも強くなれるし。どうせなら強いチームを応援したいですし。

厳しいJ1で戦っていくためにも、クラブの監督・選手というチームとしての戦い方はもちろんですけれども、地域のチームをいかに盛り上げて地域の発展につなげるか、フラーも含めて地域の企業が一緒になって知恵を絞っていくことが大切だと思います。

アルビが元気になれば地域が元気になるし、地域が元気になればアルビが元気になる、そういうことだと思うんです。新潟県は起業家が増えて新しいパートナーも増えていますし、これを期にたくさんの会社に興味を持ってほしいですね。


野澤:まだまだやれることはたくさんありますね。J1に行くというのはそういう意味ですごくいいチャンスです。アルビをきっかけに「新潟って本当にすごいね」と言われるようになっていけばいいなと思います。

渋谷:コロナによる地方回帰の動きやインターネットの成長といった観点からも、新潟にあらためて眼差しもチャンスも巡ってきているなと思います。新潟に戻って起業する若者や新潟への会社移転など盛り上がりに向けたさまざまな動きがあるわけですから、一緒に盛り上がっていきたいですね。

新潟にどんな変化が生まれるのか伝えていきたい

ーー来年に向けての意気込みをぜひお聞かせください。まずは野澤さんから。

野澤:J1という世界は非常に厳しく、大変な場面もあると思います。営業という立場としては、パートナー企業を増やすことによってチームの力が確実に強くなるということを確信していますので、新潟の力を結集できるよう自分のやれることをやっていきたいと思います。

渋谷:野澤さんがこうやって支えているのが本当に心強いなと思いますね。やっぱり選手としてJ1を含めてチームの中を見てきて、何がチームの貢献と新潟の盛り上がりにつながるか、現場で感じてきた人に支えてもらえるのは本当に大きいと思います。

野澤さんのようなヒーローがいて、僕らもアルビとともにあって、そこにかかわっていけることの喜びと感謝を噛み締めながら、一緒に頑張っていきたいなと思います。

野澤:僕はアルビレックス新潟というチームを応援することは素晴らしいことであることをもっとたくさんの人に感じてもらいたくて。

新潟中がアルビで包まれて、日常に溶け込んで、勝ったら嬉しい、負けたらくやしい、でもなんだか生きる活力につながっている。そんな状態になったらいいなと思います。もっともっと地域に根ざす文化のようなものになっていったらいいなと思いますね。

渋谷:そんな理想の形に近づいているなと思いますね。

ーー渋谷さんの来年の抱負はいかがでしょうか?

渋谷:来年はフラーにとってJ1パートナー企業として初めての年になります。新しい交流が生まれたり、アルビや地域と一緒に何かやっていけることが増えたりしたら嬉しいですし、しっかりと取り組んでいくべき大事な年になると思います。

だからこそ、パートナーとして、また一人のサポーターとして、J2からJ1に上がることでチームや新潟にどんな変化が生まれるのかをしっかり伝えていきたいです。それがアルビの魅力はもちろんのこと、新潟の魅力や盛り上がりを全国に広く発信してますます盛り上げるきっかけになると確信しています。

もちろん、サポーターが増えないと戦って行けないわけですから、仲間を増やすために新たな目標を野澤さんと共有して頑張っていきたいですね!

そうそう、パートナー企業になりたいという相談があったらどこに問い合わせたら良いですか?

野澤:ぜひこちらまでお願いします!こちらの中に資料請求フォームもあります!(笑)

野澤:僕もシーズンが始まるまでの余韻とワクワクで満たされて、本当に今はワクワクしています。

試合が始まったらその一勝が今年よりもさらに重くなってくる分、喜びも倍になると思います。そんな瞬間を感じていただくためにも、パートナー企業の社員の皆さんをはじめたくさんの方々にスタジアムに足を運んでほしいですね。

渋谷:はい!J1でアルビが試合をするのが今から楽しみで仕方がないです。出会うチームも変わるし、アウェイで訪問する場所も変わるし、新潟に来てくれるチームも変わるし、すごく楽しみです!

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