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エンジニアからフラーのディレクターへ。職種を越えた転職だからこそ活きる経験がフラーにはあります

フラーの取り組む、パートナーとともに「ヒトに寄り添うデジタル」を創るデジタルパートナー事業において、ディレクターはチームの中心に立ってプロジェクトを推し進める重要な役割です。

そんなフラーのディレクター陣の特徴は、さまざまなキャリアを歩んできたメンバーが多いこと。
そこで今回は、エンジニアからジョブチェンジを経てディレクターとなったメンバーに話を聞いてみました。

——簡単な自己紹介をお願いします

入社3年目のディレクターです。現在、携帯通信関係、金融関係、飲料関係のプロジェクトをそれぞれ担当しています。

ディレクターとしての仕事内容は、クライアントの既存製品やビジネスの課題を見つけ、施策・解決策を考え優先度を付けてご説明し、開発会社さんを含めてプロダクトを作っていく——この一連の流れを最初から最後までサポートすることです。

フラーへの入社は2021年の5月。
自宅が流山市(フラー柏の葉本社のある柏市の隣接市)で、元はそこから都内の企業まで通勤していたのですが、東日本大震災をきっかけに歩いて帰れる職場を選ぶようにしてきたこともあり、自宅からの距離を考える中でフラーにたどり着きました。

フラーに入るまでは、ディレクターではなくエンジニアをしていました。

——エンジニアからディレクターへジェブチェンジをするまでのキャリアについて教えてください

キャリアのスタートは金融業界でのアプリエンジニアでした。
ただ、その頃からエンジニア一辺倒というより、エンジニアリングをしつつディレクションもやっている形でしたね。開発・運用保守をこなしつつ、そこからどうビジネス的に回収するかまで自分で決めていたので。

その後、結婚と引っ越しを機に転職し、コンサルティング会社へ。エンジニア兼ディレクター的な業務を担当しつつ、コンサルタントの役割もこなしました。

そこから、コロナ禍が起きて東京まで通うのが怖くなり、妊娠していたこともあって退職。
そして、自宅の近くでどこか良い会社がないかと探してフラーを見つけ、ディレクターとして入ることになりました。
なので、エンジニアから本格的にジョブチェンジをしたのは、フラーに入ったタイミングです。

——ジョブチェンジの経緯や理由、当時の気持ちなどを教えてください

私の場合、ディレクターになりたいからフラーに入ったわけではなく、フラーへ入るにあたってディレクターになった形です。

なので、入社前の面談でも「そもそもフラーにおけるディレクターの役割とは?」というようなことから聞いていました。自分が今までやってきたことが活かせるのかどうかすらわからなくて。

すると、「エンジニアとしての経験は、フラーで開発プロジェクトのディレクターをするなら非常に重宝する」と言っていただけて、自分としても「今までは現場で開発をしていたが、これからはもう少し上流にも関わるようになるだけ」と思えて、それなら自分にもできそうだ、と。

ちなみにフラーへの入社の決め手は、今までのキャリアを尊重してくださったことと、子育てしながらの勤務に快い理解を示してくださったこと。
フラーには同じように子育てをしながらの社員が多く、面接をしてくださった方もそうでした。こちらの状況をすごく良くわかってくださって、そのときに「この会社ならやっていけそうだ」と思えました。

——ジョブチェンジをしてみて、実際はいかがでしたか?

エンジニアではなくなったので、開発そのものを自分が行うこともなくなりました。寂しさを感じないと言えば嘘にはなりますね。

ただ、今は次から次へと新しい技術が出てきており、正直今の自分では追いきれないなと思っていたのも事実です。歳を重ねる中で、「最新情報のキャッチアップや実践はできる人に任せて、自分は自分の得意なところを頑張ろう」と思うようになっていたんです。

エンジニアとしてのキャリアは、現在のディレクター業務に非常に活きているというか、今の自分の働き方こそがこれまでのキャリアの集大成のように感じています。

今の自分がディレクターとして、エンジニアのメンバーとよりスムーズにコミュニケーションができているのは、エンジニアの経験があってこそ。そういうとき、「ああ、やっぱりエンジニアの経験があって助かったな」と思いますね。

——フラーにディレクターとして入ってよかったことを教えてください

フラーに入る前の仕事では業務用のアプリしか関わってこなかったので、一般の方々が手に取れるプロダクトに携われるのが嬉しいですね。感動というか、「本当にこういう仕事ってあるんだ!」という驚きというか。
仕事をしていて、やはり楽しいです。

プロダクトが無事リリースできたときは、家族にも「ちょっとこれ見てよ」と紹介しています(笑)

特に現在担当しているプロダクトの一つは、自分が子育てをする中で実際に使っていたものです。まさかその改善に携われるとは思っていませんでした。

——フラーのデジタルパートナー事業は、ジョブチェンジを含めたご自身のキャリア・スキルを活かせる仕事ですか? そうであれば、どのように活かせていますか?

エンジニア出身のディレクターは絶対に活躍できると思います。開発周りの問題について、経験から先回りして立ち回れるのはすごく大きいことなので。
また、技術的な決定事項について、エンジニアが言うことをただ聞くだけになってしまうのは避けられるなら避けるべきで、ここにもやはりエンジニア経験が活きてきます。

エンジニアから開発案件のディレクターになるのは、ジョブチェンジというよりステップアップの一つの形というイメージに近いと思っています。
もちろん現場で技術を磨き続けることも一つの素晴らしいルートですが、クライアントとのやりとりを含めた上流の工程に興味がある人にとっては、こちらの道もおすすめしたいですね。

実際、フラーに来て、技術的な事柄についてエンジニアとしっかりディスカッションできることを周りから褒めてもらう機会は多いです。

また、「これまでのキャリアで培ってきたおかげで今役に立っているもの」としては、他の業界で得た知識も挙げられます。
私は金融業界にずっといたので、そのあたりのクライアントと話をするとき、お客さんが大事にしていることや、お客さんが心配していることについてわかっているので、より丁寧にフォローができるんです。
金融業界には、ちょっと独特の気をつけるべきポイントがあるんですよ。フラーはアプリについてはプロですが、その辺りは自分が共有できる知見がありましたね。

このように、他職種の経験のみならず他業種での経験も活きるのが、フラーのデジタルパートナー事業です。

——「フラーのディレクターに向いているエンジニア経験者」はどのような人だと思いますか?

話すのが好きな人ですね。とにかくクライアントと話す機会は多いので、それを楽しめる人がいいと思います。
ちなみに自分は二十代の頃まではシャイでそのあたりが苦手だったのですが、子供が生まれたことなどのプライベートの変化で、好きになりました。

フラーにはベテランの仲間がいてフォローしてもらえるので、エンジニアからディレクターへの初めの一歩にちょうどいい環境です。また、メンバーそれぞれ得意分野が違っているので、お互いに補い合って仕事をしています。
なので、最初から完璧な必要も、一人でなんでもできる必要もないです。

これはごく個人的な意見ですが、人と話すのが好きなエンジニアならディレクターにならないと損! くらいにぜひ思って欲しいですね。
これからAIの目覚ましい進歩で人間が自分で手を動かす機会は減ってくるでしょうが、結局、人間が何を求めているかは人間だけにしかわかりません。そこを考えていけるディレクターという職種は、すごく魅力的ですよ。

——ご自身のキャリア形成において、最も優先している方針はなんですか?

若い頃はシンプルにお金でしたね。でも今は、家族と過ごす時間を確保することです。

フラーではフルリモートができるので、子供を預けずに済みますし、帰ってきたら「お帰り」と言えて宿題も見てあげられる。この環境はすごくありがたいですね。

なので、私は会社近くに住んではいますが基本的にずっとリモートで働いています。出社するのは、プロジェクトのキックオフのときやクライアントがフラーへいらっしゃるときくらいでしょうか。それでも問題なくやれている実感はあります。

——最後に、現在エンジニア職に就いており、ディレクターへのジョブチェンジに興味があるという方々へメッセージをお願いします

転職やジョブチェンジというのは人生において大きな変化で、躊躇うことではあります。私もあまり変化は好きなタイプではないです。

でも、迷ったときはいつも「迷うぐらいならやろう」と思って行動しています。もし興味がおありでしたら、人生短いのでぜひチャレンジしてみることをおすすめします。

先にも言いましたが、フラーは経験を積んだエンジニアがディレクターになる初めの一歩を踏み出すには良い環境ですよ!

お知らせ

デザイナーからフラーのディレクターにジョブチェンジした社員にもインタビューしています。よければ合わせてご覧ください。

フラーではディレクターをはじめ、一緒に働くメンバーを積極採用中です。

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