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【2024年最新版】YouTubeが一番見られる時間帯は?平日と休日の視聴時間帯の違い

世界で最も支持を集める動画共有サービス「YouTube」。そのユーザーの多さゆえに企業やビジネスパーソンにとっては自社のサービスやプロダクトの販売促進やマーケティングに、クリエイターにとっては認知獲得やファン増加に最も重要で注力すべきプラットフォームとなっていると言っても過言ではないでしょう。

YouTubeを活用した効果的な配信や投稿を行うためには、人々を惹きつけるクオリティの高い動画や作品を制作することはもちろんですが、肝心のユーザーの志向や傾向を把握することが重要です。

特にYouTubeのライブ配信や時間を指定したプレミア公開といった機能を活用して人々に動画を届けるためには、いつ、どのような時間帯に視聴しているのかについて情報を持っておくだけで、ライバルや競合との差別化につながります。

App Ape Lab編集部はこのほど、アプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータをもとに、YouTubeが一番見られている時間帯について調査を行いました。

YouTubeの動画再生回数やいいね、YouTubeチャンネルの登録者数、YouTubeの投げ銭機能「スーパーチャット(スパチャ)」の増加といったエンゲージメントを最大化させたいクリエイターやビジネスパーソン必見の記事です。
(データはすべてApp Ape推計、iOS・Android合算)


1日あたりの平均利用時間は1時間17分。情報インフラとなったYouTube

YouTubeは人々の可処分時間の受け皿として確固たる地位を築いています。

App Apeによると、2024年4月の「YouTube」アプリのユーザーあたりの1日平均利用時間は1時間17分。人々の一日の生活の中で、かなりの割合を占めていることがデータからは伺えます。

テレビや新聞などのメディアもニュースをリアルタイムで配信するなど、情報インフラとしての役割も果たすようになってきています。

YouTubeの平日・休日の時間帯別の利用の傾向

実際にユーザーはどの時間帯にYouTubeを利用する傾向があるのでしょうか。

YouTubeの時間帯別利用者数(HAU)の割合を曜日ごとに見ると、以下のような傾向が見えました。

平日の利用のピークは7時、正午、21時

月曜日〜金曜日の平日の時間別利用率を見ると、まず7時に一つ目の山が形成されていることが分かります。

起床した直後の朝の時間帯にスマホでニュースや動画の投稿などの情報をチェックしたりしている様子が目に浮かびます。また、通勤・通学の時間帯に電車などの交通機関でのすきま時間を利用して動画コンテンツを楽しんでいる様子も想像できるでしょう。

正午に二つ目の山を形成しているのは、ランチタイムや昼休みのすきま時間で動画を見るという行動が反映されたものといえそうです。

YouTubeは午後の時間帯に少し利用が落ち着いた後、15時ごろから再び利用率が上がり始めます。こちらは学校が終わって帰宅途中や帰宅した後に動画を見るユーザーが徐々に増えてくることから生まれる上昇傾向です。

夕方から夜にかけてのピークは20時〜21時です。多くの人々が学校や仕事を終えて思い思いの時間を過ごす中で、YouTubeでニュースや趣味の動画を見たり音楽を聞いたりといった活用の様子が目に浮かびます。

このように多くのユーザーの生活サイクルに対応し、利用のピークが生じている形です。

休日の日中は断続的に利用が

一方、休日の時間別利用率を見ると、日中を通じて断続的に利用率が高い状態が続きます。

具体的には、8時〜17時はすべての時間帯で平日に比べ高い利用率を記録しており、余暇時間や可処分時間の受け皿としてYouTubeが根付いている様子がよく分かります。

また、最もYouTubeが見られている時間帯は平日同様に20時〜21時となっています。
夜の時間帯にYouTubeを視聴している姿は平日と変わりませんが、日中の時間帯との利用率の差は平日と比べ小さくなっています。

上記を勘案すると、ライブ配信や動画投稿については、夜のピークの時間帯を意識しつつも、日中の時間帯にも積極的に行うことも視野に入れて良さそうです。

行動様式の理解が成功につながる

広告出稿やプロモーションでYouTubeを活用する企業やビジネスパーソンにとっては、こうしたデータを生かしてターゲット層に合わせた最適な配信時間を考えることが売り上げやビジネスのドライブに重要です。

学生をターゲットにしたライブコンテンツの場合は、平日の夕方から夜間にかけての学生が自宅に帰ってからの時間帯に、主婦層をターゲットにしたコンテンツの場合は、平日の昼間や土日の昼間に配信するなどの戦略が立てられるでしょう。

このように人々がアプリを使っている時間帯を意識すると共に、自身のチャンネルのフォロワーやターゲット層のライフスタイルや嗜好に合わせた配信時間を設定することもYouTubeで配信や投稿する際に考慮すべきポイントです。

例えば、ガジェットや生活雑貨、美容などの商品について紹介するアカウントの場合、通勤や帰宅途中で店舗などに立ち寄りやすい朝や夕方の時間帯に配信を行うことで、目に留まりやすくなる上に実際の購買にシームレスにつながるかもしれません。

また、ゲーム実況系のアカウントの場合は、多くの人々がゆっくりと動画を視聴できる夜の時間帯に配信することで、再生回数や視聴者数の増加に加え、スパチャなどのいわゆる“投げ銭”の獲得につながりやすくなることでしょう。

こうした動画を視聴するユーザーのペルソナと行動様式、動画の配信時間帯を考慮することの重要性は、動画配信においても一般的な企業のマーケティングにおいても変わらないと筆者は感じています。

マーケティング思考を持ちながら、一番見てもらいたい視聴者がアプリをよく使っている時間帯を把握することで、ファン獲得につながるエンゲージメントが生まれていくのです。

今回のデータを参考に、ターゲット層のニーズに合わせた配信や投稿を行い、より多くの視聴者にアピールしてみてはいかがでしょうか。

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