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[2023年版:SNSアプリのユーザー層や使い方の違い]X(旧Twitter)・Threads・TikTok・Instagram・Facebook・LINEを比較


マーケティングやブランディング、情報共有など生活やビジネスシーンにおいて欠かせないツールとなったSNS。SNSアプリの動向を知ることは、世の中の動きや現状、ビジネス戦略や具体的アクションを考える上で重要な要素と言えます。

Twitterの名称変更や新たなアプリのローンチなど、大きな変化の最中にあるSNSアプリ。ユーザー層やアプリの使い方はどんな状況になっているのでしょうか?

SNSアプリのユーザー層と使い方をアプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」のデータから探りました。

主要SNSアプリの合計MAUはほぼ横ばい

LINE・X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・TikTokを主要SNSアプリと定義しました。

App Apeによると、主要SNSアプリの2023年9月の合計月間利用者数は1.4%減となりました(前年同月比)。

アプリのMAUが多い順にLINE、X、Instagram、Facebook、TikTokとなっています。様々なアプリが登場する中でも、SNSアプリの使われ方はほぼ横ばいで安定していることが分かります。

主要SNSアプリの顔ぶれはここ数年大きく変わりませんが、Metaが7月に「Threads(スレッズ)」をローンチしました。ThreadsのMAUはローンチから一貫して伸び続けています。

ユーザーの性年代構成に違いが

2023年9月のThreads利用者の性年代構成を見ると、20代が26.5%(男女合算)と最も多く、10代は21.8%、30代は17.7%と続きます。

若年層を中心にしつつも世代が極端に偏っていない点を見る限り、Threadsが幅広い世代に広がっている様子がみてとれます。

主要SNSアプリはユーザー規模が非常に大きく、特定の年代のみに使われるアプリではありません。ただ、プラットフォームが有するカルチャーや歴史がユーザーの性年代構成へ反映していると筆者は見ています。

その観点でThreadsの性年代構成をもう一度見ると、10〜20代が4割を占めるTikTokに比較的傾向が似ているようにも見えます。

ヒットアプリは若年層から広がっていくのが一つの王道であると捉えれば、Threadsはまさにその道を進もうとしているかもしれません。

利用時間の特徴は?

各アプリの1ユーザーあたりの日間平均利用時間(2023年9月)を見ると、最も長いのはTikTokの45.1分で、以下、LINE(32.4分)、X(32.2分)、Instagram(22.4分)、Facebook(8.5分)、Threads(2.9分)と続きました。

動画がメインコンテンツとなるTikTokはライブ配信や長尺の動画に力を入れており、他のプラットフォームに比べ一つ抜き出ています。

Threadsはアプリの機能充実はこれからというフェーズです。ユーザーもアプリを使いこなすというよりも、とりあえずインストールしてみてどんな風に使えるのかを試行錯誤している状況と言えそうです。

一度グリップしたユーザーにどんな価値を提供するのかが、今後の成長の大きな鍵を握ると筆者は感じています。

SNSアプリは過渡期に入ったのか?

App Apeのデータを紐解く限り、各SNSアプリのユーザー規模は巨大で、現在も利用が旺盛な様子がデータから伺い知ることができました。

アプリは常に変化し続ける宿命を持っています。ユーザーに寄り添ったアップデートを繰り返すことで満足度を高め、アプリもユーザーも成長していくものだからです。その意味においてはSNSアプリは常に変化の途上であると筆者は強く思います。

一方で、変化をデータから捉え続けることで、世の中の大きな流れや消費・行動の志向などの理解や仮説構築につながります。さまざまなビジネスに、アプリデータが貢献できる一つの姿であると信じ、今後もデータを注視していきたいと思います。

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アプリ分析サービス「App Ape」

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